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巨大ダコと海の神秘 (マジック・ツリーハウス (25)) [ファンタジー]

読み聞かせ時間・・・大人が読んで20分
ウケ度・・・子どもはよんでいません。今回のはHMSチャレンジャー号。
印象度・・・深海にどうやっていくのかと思いましたが、深海探査船のお話でした。また未来にいったりするのかと思った。


マジックツリーハウスシリーズの25冊目
借り忘れてしまったのを借りてきました!


今回も1巻まるまる一つのお話。19世紀に深海調査をした「HMSチャレンジャー号」と出会い、幸せの秘訣を探す。

最初に折り畳みで、これまで刊行された本の冒険の舞台と表紙がカラーページでのっていた。

折り返しは、いつもどおり、二人の着せ替え。南セーラー服とか士官服、救命胴衣なんか。

あと、タコとか。

マジックツリーハウスでその時代にいくと、自動的にふさわしい服装にチェンジするから。



アメリカペンシルバニアのフロッグクリークに住む、ジャックとアニーの兄妹。

兄のジャックは本や自然観察が好き、アニーは活発で想像力豊か、動物とすぐに仲良くなれる。

ある日二人は、森の中にツリーハウスをみつける。登ってみると中には本がたくさん。

魔法を信じる人が、その中の本を開いて指さし、「行きたい」と願うと、絵の中の時代に行けるのだ。

帰りたいときはペンシルバニアのガイドブックを開いてフロッグクリークを指さし、「帰りたい」といえばいい。

戻るときはツリーハウスででかけた時間にもどるので、もどったとき冒険の時間はまったくたっていない。

ツリーの持ち主は、アーサー王の姉モーガン・ルー・フェイであるとわかり、

「魔法使いであり、図書館の司書としてすぐれた本をあつめ、読みたい人が読めるようにする仕事をしている」という。

二人はモーガンの仕事を手伝うため、マスターライブラリアン試験をうけて合格、

モーガンから木のカードに「M/L」と書かれた資格の証明書のカードをもらった。

モーガンが二人に魔法を使った冒険をさせたらどうかという提案をしたため、

マーリンの提案で、二人に魔法を使って冒険させるテストをする4つの冒険と魔法の本が用意された。

これまでの冒険で、魔法が使える杖(ディアントスの杖)を手に入れた二人、でも魔法は、自分たちのために使ってはいけない。

魔法でなければ解決できないことにしか使ってはいけない、一度口に出した呪文は言い直せないなどの制約がある。

今回はふさぎ込んでしまったマーリンに希望を取り戻す方法を求めて旅立つ。



ジャックとアニーは図書館で本を借りた後、自転車で家に戻ろうとしている。そこに雨が降ってくる。

二人は本を濡らすまいと急ぐが、そのとき上空を普段はいないカモメが飛んでいく。

マジックツリー・ハウスが帰ってきていると確信した二人は森に向かう。

やはりツリーは来ていて、テディとキャスリーンが待っていた。

マーリンはまだ元気になっておらず、3つめの幸せの秘訣を探す冒険の本だといって「深海探険」を渡す。

そして魔法を使うときの注意を繰り返すと、キャメロン帰って行った。


ジャックとアニーが本の場所にいってみると、南の島の木の上だった。

海が大好きなアニーは例によってさっさと砂浜へ行こうとし、慎重なジャックは本を読もうとする。

ようやく二人が浜辺につくと、一艘のボートが近づいてくる。

以前同じようにして海賊に襲われた二人はびっくりしてツリーハウスに逃げ戻るが、観察してみると海賊ではなさそうなので声をかけててみる。

蝶ネクタイにスーツの男性はHMSチャレンジャー号の研究者ヘンリー・モーズリー。そして二人の水兵だった。

HMSチャレンジャー号は軍艦で、それを今回は探査に使っているのだ。

二人は両親と島にキャンプにきていると話し、ヘンリーは二人が深海の生物に興味があるのを喜んで、船に連れていってくれることになる。

船の艦長は子供を乗せるのを嫌がるが、探査の責任者のトムソン教授がかばってくれたのと、スコールがきたため、一時的に船においてもらえることになる。

二人は海底に下ろしたドレッジで深海の生物を採集するのをみたり、ヘンリーの研究室で標本をみせてもらう。
ヘンリーが飼っていたが死んでしまったオウム貝の貝殻もみせてもらう。ヘンリーの宝物だという。

その後士官たちと食事をすることになるが、船酔いのジャックは何も食べられない。出された飲み物はライム・ジュースでおもわず噴き出してしまう。壊血病を予防するためなのだ。そのほかは塩漬け肉と酢漬け野菜と乾パンのみ。

食事の最中に船は嵐にまきこまれ、皿やコップはすべて床におちてしまう。
乗組員たちは持ち場に散っていき、ジャックとアニーは研究者たちと船倉に避難しようとする。

ヘンリーはオウム貝をとりに研究室に戻り、ジャックは吐き気のため一度甲板に上がろうとする。
しかし甲板で、ついてきたアニーと一緒に波にさらわれてしまう。

しばらくは救命胴衣で浮かんでいたが、大人用なので脱げてしまい、もうだめだと思ったとき、巨大なタコが現れてジャックとアニーを助けてくれる。

そうして船に戻った二人だったが、乗組員たちは巨大ダコを恐れて捕まえてしまう。
トムソン教授は生け捕りにして研究するといい、艦長は危険だから打ち殺すと言い争いになる。

ジャックとアニー、そして二人に頼まれたヘンリーはタコは敵意がないこと、二人を助けてくれたことを訴えるが、だれも聞いてくれない。
ジャックはディアントスの杖を使うことを決意する。

呪文は「ディアントスの杖よ、みんなが真実の声を聞くようにして!」
しばらく何もおきず、心配した二人だったが、やがて巨大タコの声が皆に聞こえる。

「ボクハ、カイブツジャ、ナーイ」
それを聞いたトムソン教授と艦長はタコを放してやることにする。

二人とヘンリーはタコに絡まったロープを切って逃がしてやると、皆から歓声が起こる。
出航準備を始めるHMSチャレンジャー号を後にした二人は、もとの島でヘンリーに別れを告げる。

ヘンリーは二人にオウム貝の貝殻をくれて、「すべての生き物におもいやりの心をもつこと」を教えてくれたお礼だという。
そのときジャックは、それが「幸せの秘訣」だと悟る。

フロッグクリークに戻った二人は、美味しい夕飯が待っている我が家へ自転車をこぎだした。
途中で、タコの家族も無事に出会えたか想像して楽しい気持ちになった。


巨大ダコと海の神秘 (マジック・ツリーハウス (25))

巨大ダコと海の神秘 (マジック・ツリーハウス (25))

  • 作者: メアリー・ポープ・オズボーン
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA/メディアファクトリー
  • 発売日: 2009/02/18
  • メディア: ペーパーバック



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南極のペンギン王国 (マジック・ツリーハウス 26) [ファンタジー]

読み聞かせ時間・・・大人が読んで20分
ウケ度・・・子どもはよんでいません。今回のは南極大陸!
印象度・・・南極大陸って、基地内全部知り合いなくらいな狭い人間関係だと思っていた・・・


マジックツリーハウスシリーズの26冊目

なんと25巻を借り忘れてしまいました。前回のお話がわかりません!どじった!



今回も1巻まるまる一つのお話。南極大陸で「いにしえの帝王の洞窟」を探す。

最初に折り畳みで、これまで刊行された本の冒険の舞台と表紙がカラーページでのっていた。

折り返しは、いつもどおり、二人の着せ替え。南極なんで、防寒着に長靴、ゴーグルなど。

あと、ペンギンの着ぐるみも。

マジックツリーハウスでその時代にいくと、自動的にふさわしい服装にチェンジするから。



アメリカペンシルバニアのフロッグクリークに住む、ジャックとアニーの兄妹。

兄のジャックは本や自然観察が好き、アニーは活発で想像力豊か、動物とすぐに仲良くなれる。

ある日二人は、森の中にツリーハウスをみつける。登ってみると中には本がたくさん。

魔法を信じる人が、その中の本を開いて指さし、「行きたい」と願うと、絵の中の時代に行けるのだ。

帰りたいときはペンシルバニアのガイドブックを開いてフロッグクリークを指さし、「帰りたい」といえばいい。

戻るときはツリーハウスででかけた時間にもどるので、もどったとき冒険の時間はまったくたっていない。

ツリーの持ち主は、アーサー王の姉モーガン・ルー・フェイであるとわかり、

「魔法使いであり、図書館の司書としてすぐれた本をあつめ、読みたい人が読めるようにする仕事をしている」という。

二人はモーガンの仕事を手伝うため、マスターライブラリアン試験をうけて合格、

モーガンから木のカードに「M/L」と書かれた資格の証明書のカードをもらった。

モーガンが二人に魔法を使った冒険をさせたらどうかという提案をしたため、

マーリンの提案で、二人に魔法を使って冒険させるテストをする4つの冒険と魔法の本が用意された。

これまでの冒険で、魔法が使える杖(ディアントスの杖)を手に入れた二人、でも魔法は、自分たちのために使ってはいけない。

魔法でなければ解決できないことにしか使ってはいけない、一度口に出した呪文は言い直せないなどの制約がある。

今回はふさぎ込んでしまったマーリンに希望を取り戻す方法を求めて旅立つ。



ジャックが庭掃除をしていると、アニーが学校の授業で家族をテーマに発表するといって写真をとろうとする。

ジャックがわざと変な顔をするので、アニーはなかなか写真がとれない。

でも空に明るい光の筋が流れたのをみて思わず興奮したジャックの顔をうまくとることができた。

その光はテディとキャスリーンがマジックツリーハウスでやってきた印だった。

二人は森に向かう。

テディたちの話ではマーリンがいよいよ元気をなくしていて、モーガンがいうには、ジャックたちだけが頼りだという。

今回幸せの秘訣をみつけたら、その足でキャメロットにきてほしいと。

これまで二人は3つの冒険で、3つの幸せの秘訣と、記念品を手に入れていた。

今回はモーガンの詩と、南極大陸の本が渡される。

詩には

「四つ目の幸せの秘訣を求めて 雪と氷につつまれた 燃える山をたずねよ
最初は地上を走り つぎは空を飛び 落ちていくと そこは いにしえの帝王の洞窟
夕方までに すべての幸せの秘訣を伝えに キャメロットに来られたし
マーリンを 永遠の悲しみから 救うたまに」

となっていた。

今回もよくわからないが、とりあえず二人は出発する。


ツリーハウスが南極につくと、見渡す限りなにもない、ジャックは本で調べ始めるが、

例によってアニーはさっさと出かけてしまう。

アニーがみつけたのはペンギンの群れの行進。

ジャックが本で調べると「コウテイペンギン」だった。このペンギンは約4000年前からいると書いてあったので、

ジャックはここが4千年前の南極なんじゃないかと不安になる。

本によるとペンギンの群れは成長したヒナをつれて海に向かうところらしい。

そこで一羽の赤ちゃんペンギンがオオフルマカモメに襲われる。

二人は赤ちゃんペンギンを助ける。

そしてペンギンの群れが無事に海について泳いでいくのを見送った。

そのとき、自動車のクラクションが聞こえる。


音は丘の向こうのアメリカの南極基地、マクマード基地からだった。

クラクションは南極の火山見学ツアーの出発の合図だったのだ。

二人は子供だとばれないように、参加者のふりをしてツアーに紛れ込む。

ツアーは雪上車、ヘリと進み、詩のとおりになったので、

ジャックはヘリが落ちるのではないかとやきもきした。

無事に実験や調査、取材をする山小屋にたどり着く。

南極の火山エレバス山は標高3794m。山小屋も3000メートルを超えるところにあるため、

ジャックとアニーは軽い高山病の症状をおこし、ガイドに子供だとわかってしまう。

ガイドはツアー参加者を火口付近に案内しなければならないので、

二人はヘリが迎えにくるまで小屋にまっているようにいわれる。


皆がいってしまうと、アニーは少しよくなったからと小屋のまわりを見に行く。

ジャックはしばらく待っていたが、ガイドが「一人で行動しない」と言っていたのを思い出し、アニーを追いかける。

そのときガイドがいっていた雪ノ下の氷の割れ目におちてしまう。


しばらく待ったがヘリの音もせず、壁ものぼれないくらい深かったので、

困った二人はディアントスの杖を使うことにする。

本来自分たちのためにはつかえないので、こう唱えた

「ディアントスの杖よ! アニーとぼくとマーリンを助けたまえ!」

すると足元の氷がわれて二人は谷底へと落ちていった。


二人は川に浮かんだ氷の上にのって運ばれ、コウテイペンギンの王国=いにしえの帝王の洞窟にたどり着く。

あとで出てくるが、ここの皇帝(コウテイペンギン)はマーリンと知り合いらしい。

皇帝は二人が赤ちゃんペンギンを助けてくれた礼をいって、好きなだけとどまるようにいう。

二人はマーリンのために「幸せの秘訣」を探しているのを伝える。

すると、さっき助けた赤ちゃんペンギンが一緒にいくと言い出す。

皇帝によると両親は死んでしまったが、この赤ちゃんペンギンは、まわりのものを幸せにする能力があるのだという。

ペンギンを抱いたジャックは幸せでいっぱいになり、思わず赤ちゃんペンギンをペニーとなずける。

ペンギンを連れた二人はディアントスの杖で山小屋に戻ると、

ガイドが必死に二人を探しているところだった。

無事に基地に帰ったふたりだったが、ガイドが両親に届けると聞かないので、

通りすがりの二人連れが両親だといって、二人は走り出しガイドをふりきった。

そしてマジックツリーハウスに戻るとキャメロンに出発する。


マーリンはモーガンの提案で、子供のころによく遊んだコテージで過ごしていたが、ますます元気をなくし、

何か月もものも食べず口もきかないという。

青白い顔のマーリンを見てジャックはぞっとする。

モーガンに導かれ、二人は探してきた「幸せの秘訣」をマーリンに教えながら記念品をベッドに置く。

芭蕉からもらった「俳句の短冊」を渡しながら「自然や身の回りのちょっとしたことのなかに、幸せはある」という秘訣。

レオナルドダヴィンチの「天使のスケッチ」を渡しながら「好奇心をもつ」という秘訣。

チャレンジャー号のヘンリーがくれた貝殻を渡しながら、「すべての生き物に思いやりの心をもつこと」という秘訣。

そしてペニーをベッドにおいて、「いにしえの帝王の洞窟」から、マーリンのために来てくれた。皇帝もそうするようにいってくれたという。

ペニーをみたマーリンは微笑みを浮かべ、笑い出す。


元気を取り戻したマーリンをみて、モーガンも安堵する。

アニーは4つ目の幸せの秘訣はなんだったのかきくと、ジャックが

「自分を必要としている、だれかの役にたってあげること」と答える。

モーガンが、4つの幸せの秘訣は、自分以外の外の世界に目をむけることと教えてくれる。

ジャックはペニーを守りたいと思ったとき、他のことはすべて忘れてしまったことを思い出した。

二人は記念にテディとキャスリーンの写真を撮ると(アニーはカメラを持ったままだった)

フロッグクリークに帰る。

戻ってみると南極やキャメロットの写真はすべて消えていた。

二人は、自分たちが人の面倒をみるだけでなく、パパやママにとって必要とされることで役立っているのかもと

話しながら家に戻る。






南極のペンギン王国―マジック・ツリーハウス〈26〉 (マジック・ツリーハウス 26)

南極のペンギン王国―マジック・ツリーハウス〈26〉 (マジック・ツリーハウス 26)

  • 作者: メアリー・ポープ オズボーン
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA
  • 発売日: 2014/05
  • メディア: 単行本



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ダ・ヴィンチ空を飛ぶ (マジック・ツリーハウス 24) [ファンタジー]

読み聞かせ時間・・・大人が読んで20分
ウケ度・・・子どもはよんでいません。今回のはファンタジー色が強かったような、このごろそうかな。
印象度・・・レオナルド・ダ・ヴィンチってこんな人だったんだって印象をもちました。



マジックツリーハウスシリーズの24冊目

今回も1巻まるまる一つのお話。ルネサンスのフィレンツェで、レオナルド・ダ・ヴィンチに会う。

最初に折り畳みで、これまで刊行された本の冒険の舞台と表紙がカラーページでのっていた。

折り返しは、いつもどおり、二人の着せ替え。アニーは胸のところで切りかえしたドレス。

ジャックはタイツに裾の長い上着。

マジックツリーハウスでその時代にいくと、自動的にふさわしい服装にチェンジするから。



アメリカペンシルバニアのフロッグクリークに住む、ジャックとアニーの兄妹。

兄のジャックは本や自然観察が好き、アニーは活発で想像力豊か、動物とすぐに仲良くなれる。

ある日二人は、森の中にツリーハウスをみつける。登ってみると中には本がたくさん。

魔法を信じる人が、その中の本を開いて指さし、「行きたい」と願うと、絵の中の時代に行けるのだ。

帰りたいときはペンシルバニアのガイドブックを開いてフロッグクリークを指さし、「帰りたい」といえばいい。

戻るときはツリーハウスででかけた時間にもどるので、もどったとき冒険の時間はまったくたっていない。

ツリーの持ち主は、アーサー王の姉モーガン・ルー・フェイであるとわかり、

「魔法使いであり、図書館の司書としてすぐれた本をあつめ、読みたい人が読めるようにする仕事をしている」という。

二人はモーガンの仕事を手伝うため、マスターライブラリアン試験をうけて合格、

モーガンから木のカードに「M/L」と書かれた資格の証明書のカードをもらった。

モーガンが二人に魔法を使った冒険をさせたらどうかという提案をしたため、

マーリンの提案で、二人に魔法を使って冒険させるテストをする4つの冒険と魔法の本が用意された。

これまでの冒険で、魔法が使える杖(ディアントスの杖)を手に入れた二人、でも魔法は、自分たちのために使ってはいけない。

魔法でなければ解決できないことにしか使ってはいけない、一度口に出した呪文は言い直せないなどの制約がある。

今回はふさぎ込んでしまったマーリンに希望を取り戻す方法を求めて旅立つ。



夏休みが終わり、初登校の朝、ジャックが新しい学校やクラスの心配をしてながら朝ごはんを食べていると、

アニーが駆け込んでくる。その様子をみて、ツリーハウスが戻ってきていることを悟ったジャックは、

ディアントスの杖が入ったリュックをもって二人で出かける。

森のツリーハウスでテディとキャスリーンが待っていた。今回モーガンが用意したのは500年前のイタリアの天才レオナルド・ダ・ヴィンチの本。

場所はフィレンツェだという。

手紙も着いていて、簡単に得られる答えにまどわされるな。レオナルドに一日中つきそって、手伝いをすると夜泣き鳥が泣き始める前に答えが得られるとあった。

今回もテディとキャスリーンはモーガンの手伝いに戻らなければならず、二人だけで旅立つことになる。


着いたのはフィレンツェの街が見える見晴らしのいい丘の高い木の上。

黄色い石壁にオレンジの瓦屋根の町並みは美しく、ドーム型の大きな屋根と塔がたっている。手前にには川ががみえる。
ジャックが本をひらいてレオナルドのことを読み始めると、アニーは、そんなことより、速くレオナルドを探しに行こう言う。


「呪文でレオナルドのところに行きたい」っていったので、彼はすぐそばにいるはずなのに、どこかにいってしまうというのだ。
ジャックも賛成して、ツリーハウスをでて、道であった花売りの少女にきくと、今さっき花を買っていってしまっという。

ジャックは後悔するが、気を取り直してレオナルドの後を追いかける。
買い物をしたところで次の行先を聞いて、追いかけるがなかなか追いつかない。
とうとうフェレンツェの市場であきらめて、ディアントスの杖をつかうことにする。

しかし、呪文を唱えてもレオナルドのすがたはない。
そのときアニーが小鳥屋の籠の鳥が「外にでたい」といっているといいだし、逃がしてしまう。
お金をもっていない二人は小鳥屋につかまるが、そこにレオナルドが現れて代わりに弁償してくれた。

立ち去ろうとするレオナルドに頼み込んで、一日手伝いをさせてもらうことにする。
仕事場に向かいながら二人が「幸せの秘訣」を探しにきたというと、レオナルドは「幸せの秘訣は名声だ」といいきる。
しかし、モーガンの手紙に「簡単な答えに惑わされてはいけない」と書いてあったのを思い出して、手伝いを続けることにする。

レオナルドが二人をつれていったのは、聖母教会の大聖堂であった。レオナルドはここで壁画をかいているのだとう。
教会の前でレオナルドは、突然「天使がいる」といって少女をスケッチするが、書きあげてから理想の天使像と少し違うといって、そのスケッチを二人にくれた。

レオナルドは新しい方法で壁画を完成させようとしていた。
それまでの壁画は漆喰に色をつけてつくるので、一度つけた色は変更できなかったが、レオナルドは新しいほうほうで重ね塗りをすることにしたのだ。
しかし、乾きにくいので、今日は絵のそばで火を焚いて乾してみるのだという。

火を焚き始めると絵の具が溶けて流れてしまい、壁画は台無し、落ち込んだレオナルドは教会をでていってしまう。
あまりの落ち込みようにジャックは一人にしてあげようというが、アニーは一日側にいないといけないのだし、こんなときこそ何かしてあげたいと、レオナルドが忘れたバスケット(買い物の中身が入っている)を届けてあげようという。

レオナルドを追いかけて家にいくと、レオナルドは名声を手に入れるはずが、大失敗になったと怒りだす。
アニーもさすがにたじろいで、家をでようとすると、レオナルドが呼び止めて「すまなかった」と謝る。
3人はレオナルドが買ってきたとびきりおいしいパンを食べ、話をする。

レオナルドはミケランジェロに何一つ完成できないといわれていて、今度もそのとおりになってしまった。もうフィレンツェを出るという。
アニーがなぜ完成できないのか聞くと、レオナルドは新しい方法を思いついては試さずにいられないからという。
また、やりたいことがありすぎるといって、ノートをみせてくれた。
そこには彼のアイデアがびっしりあった。ただし鏡文字になっている。これはレオナルドが左利きだったからといわれている。

ジャックやアニーがレオナルドのノートを見ながら話をすると、天才といわれるレオナルドといえども、この時代ではわかっていないことも多く。
自分たちが、いかに多くのことを知っているかわかりビックリする。
そして、いつか人間が空を飛ぶという話になったとき、ジャックとアニーが大きく賛成すると、レオナルドは今日が実験の日だといって
急に元気になり、二人をつれて馬車で丘へ向かう。

そして、自分が鳥などを解剖して研究した成果だと言って人間に取り付ける羽をみせてくれる。
ジャックとアニーは本を調べ、実験が失敗するとわかり大慌てするが、レオナルドは夢中になっていてききいれてくれず、
墜落してしまう。怪我はなかったが実験装置はボロボロだ。そして再び激しく落ち込んでしまう。

家に帰って、ノートも作品も燃やしてしまうというレオナルドに、アニーはディアントスの杖で魔法をかけて、腕を翼にする。
ジャックとアニーも腕を翼にして3人は大空を飛びまわる。
そして丘に戻ると、レオナルドが説明を求めるが、アニーはうまく説明できないという。
レオナルドも神秘のままのほうがいいことがあると、納得してくれた。
そして、自分は仕組みばかりおいかけて鳥の心を忘れていた、飛ぶことで鳥の心を学ぶことができて満足だという。
幸せの秘訣は名声なんかじゃなくて、自分の納得のいくまでやりたいことをやるのが大切だと考えをあらためたという。

突然、絵のモデルが来るので家に帰らないというレオナルドと一緒に二人は家に戻ると、そこには黒髪の美しいリザという女性がいた。
レオナルドは彼女の絵を3年も描いていて、あとは微笑みの口元だけになっているが、
リザはレオナルドに微笑みをみせてくれず、ずっと完成しないのだという。
ジャックとアニーは不思議に思ってリザに理由をきくと、彼女は絵が完成したら、レオナルドに会えないからという。
意外な理由に驚いたレオナルドは、絵が完成しても生きている限りだれにも譲らないと約束し、
それを聞いたリザは微笑みを浮かべる。
レオナルドは、リザの絵を仕上げながら、幸せの秘訣は好奇心だと結論付ける。

このあと、ジャックとアニーはレオナルドに別れを告げてマジックツリーハウスに戻る。
本で調べると、レオナルドが描いていたのは「モナ・リザ」として知られている絵で、レオナルドは生涯手元においたことがわかった。
2人はフロッグクリークに帰る。

そして好奇心で世界をみると、心がわくわくするのを感じながら、新しい学年がはじまる学校へ向かうのだった。



ダ・ヴィンチ空を飛ぶ (マジック・ツリーハウス 24)

ダ・ヴィンチ空を飛ぶ (マジック・ツリーハウス 24)

  • 作者: メアリー・ポープ・オズボーン
  • 出版社/メーカー: メディアファクトリー
  • 発売日: 2008/11/12
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



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江戸の大火と伝説の龍 (マジック・ツリーハウス 23) [ファンタジー]

読み聞かせ時間・・・大人が読んで20分
ウケ度・・・子どもはよんでいません。大人が読んでいて、何語で話しているんだろう的な感想もちました。
印象度・・・外国の人が書いた江戸時代ってこうなんだって感じ。



マジックツリーハウスシリーズの23冊目

今回も1巻まるまる一つのお話。江戸時代のお話で、芭蕉に助けられる。

最初に折り畳みで、これまで刊行された本の冒険の舞台と表紙がカラーページでのっていた。

折り返しは、いつもどおり、二人の着せ替え。今回は江戸の町人の子どもかっこう。

マジックツリーハウスでその時代にいくと、自動的にふさわしい服装にチェンジするから。



アメリカペンシルバニアのフロッグクリークに住む、ジャックとアニーの兄妹。

兄のジャックは本や自然観察が好き、アニーは活発で想像力豊か、動物とすぐに仲良くなれる。

ある日二人は、森の中にツリーハウスをみつける。登ってみると中には本がたくさん。

魔法を信じる人が、その中の本を開いて指さし、「行きたい」と願うと、絵の中の時代に行けるのだ。

帰りたいときはペンシルバニアのガイドブックを開いてフロッグクリークを指さし、「帰りたい」といえばいい。

戻るときはツリーハウスででかけた時間にもどるので、もどったとき冒険の時間はまったくたっていない。

ツリーの持ち主は、アーサー王の姉モーガン・ルー・フェイであるとわかり、

「魔法使いであり、図書館の司書としてすぐれた本をあつめ、読みたい人が読めるようにする仕事をしている」という。

二人はモーガンの仕事を手伝うため、マスターライブラリアン試験をうけて合格、

モーガンから木のカードに「M/L」と書かれた資格の証明書のカードをもらった。

モーガンが二人に魔法を使った冒険をさせたらどうかという提案をしたため、

マーリンの提案で、二人に魔法を使って冒険させるテストをする4つの冒険と魔法の本が用意された。

前回までの冒険で、魔法が使える杖を手に入れた二人、でも魔法は、自分たちのために使ってはいけない。

魔法でなければ解決できないことにしか使ってはいけない、一度口に出した呪文は言い直せないなどの制約がある。

今回は希望を取り戻す方法を求めて旅立つ。



朝早く、テディとキャスリーンの使った鳥たちがジャックとアニーの家の窓をたたき、二人は魔法の杖<ディアントスの杖>をもってフロッグクリークの森に向かう。

森の一番高いカシの木の上にマジックツリーハウスがやってきていて、テディとキャスリーンが待っていた。

2人の話によると、最近マーリンが「希望がなくなった」とふさぎ込んで元気がないのだという。

そこでモーガンの提案で、ジャックとアニーに人間が不幸な気持ちになったとき、どうやって幸せをみつけて元気を取り戻したか、「幸せの秘訣」を調べてもらうことにしたのだという。

モーガンが選んだ4つの時代のうち、今回渡された本は「江戸時代の日本」。帰りのためにフロッグクリークののっているペンシルバニア州のガイドも渡してくれた。

2人はディアントスの杖の使い方をもう一度伝えると魔法の指輪でキャメロットに帰っていった。

ジャックとアニーは呪文を唱えて旅立つ。


ついたところは武家屋敷の庭の松の木の上、灯篭や太鼓橋の向こうにお城がみえる。

本で確認したところ、武家屋敷の庭園についたらしかった。

2人は侍たちにみつからないように「幸せの秘訣」を探しにいこうとするが、庭園でみつかってしまう。

そこに俳句の指導に呼ばれていた芭蕉が通りかかり、二人を弟子だといってかばってくれる。

芭蕉に病気の友達のために「幸せの秘訣」を探していることを告げると、いっしょに探そうといってくれて、ジャックを吉之助、アニーを「おこと」を呼ぶことにする。

芭蕉について町にでた二人は日本橋から富士山を眺め、にぎやかな通りを抜けて、芝居見物に入る。

そこで雲竜が雨を降らせるというお芝居を見た。そして箸に苦戦しながら「ざるそば」を食べて、相撲見物をする(女人禁制なのでアニーは手拭いをかぶる)

途中侍たちにあやしまれるが、芭蕉の説明と二人がとっさに作った俳句でうまくごまかした。

疲れたので芭蕉庵(芭蕉の家)に帰ろうとすると、隅田川の船頭が親切にのせてくれた。

途中船が川底にあたってしまう。雨が降らず水位がさがっているのだという。こういうときは火事が怖いのだと芭蕉は教えてくれた。

船頭は、江戸は火事が多いが、大火のあとでも人々はたくましく町を再建したことをかたる。

その後仲良く遊ぶ江戸の子ども達を見ながら芭蕉庵にたどりつく。

侍たちや町人にも尊敬されている芭蕉は、どんなお屋敷に住んでいるのかと思っていた二人は、芭蕉庵のボロ小屋ぶりに驚く。

入り口には芭蕉の木があって、それから名前をとったと芭蕉が教えてくれた。

ふとんも一組しかないので、二人が寝かせてもらい、芭蕉は散歩してくるとでていってしまう。

最初は驚いていた二人だが、やがて月の明かりや虫の声にみみを傾けて、芭蕉庵がきにいっていく。


そこに、半鐘の音がなりひびき、芭蕉が火事がおきたので手伝いにいくという。

2人は頼み込んでついていき、手桶のリレーに参加する。火消したちが建物をこわして延焼を防ごうとするが、火は燃え広がり芭蕉庵にせまる。

困り果てた二人は魔法の杖で「江戸の火事を鎮めて」と呪文を唱える。

なんと次の瞬間二人は富士山におり、えらわれた雲竜の背中にのって、江戸の町に雨を降らせた。

残念ながら芭蕉庵はやけてしまったが、二人が芭蕉をなぐさめ、芭蕉も元気になる。

2人が帰るというと、芭蕉は送ってくれたが、日本橋で役人によびとめられる。今度も二人は俳句を作って弟子だと言ってうまく切り抜けた。

ジャックの詠んだ句は、最初より格段よくなっていた。

2人は橋の上で芭蕉に別れをつげると武家屋敷に忍び込んでマジックツリーハウスで戻る。


着いてから二人は「幸せの秘訣」を見つけていなかったことに気が付く。

しかし、気が付いていないだけかもと、今度の冒険を振り返り、幸せを感じたことを述べ合うと、

芭蕉庵で自然を感じていたときが幸せな気持ちだったことに気が付く。

「自然や身の回りのちょっとしたことの中に幸せはある」と結論した二人は、任務をはたしたことに満足して、森の自然を感じながら家にかえるのだった。


江戸の大火と伝説の龍 (マジック・ツリーハウス 23)

江戸の大火と伝説の龍 (マジック・ツリーハウス 23)

  • 作者: メアリー・ポープ・オズボーン
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA/メディアファクトリー
  • 発売日: 2008/06/18
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



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ユニコーン奇跡の救出 (マジック・ツリーハウス 22) [ファンタジー]

読み聞かせ時間・・・大人が読んで20分
ウケ度・・・子どもはよんでいませんが、今回はいきあったりばったり感がすごい
印象度・・・こんな映画なかったか?



マジックツリーハウスシリーズの22冊目

今回も1巻まるまる一つのお話。大恐慌のあとのニューヨークが舞台。

最初に折り畳みで、これまで刊行された本の冒険の舞台と表紙がカラーページでのっていた。

折り返しは、いつもどおり、二人の着せ替え。今回は20世紀末はじめの街の子の服装。

11月なのでコートとかマフラーで冬支度。

マジックツリーハウスでその時代にいくと、自動的にふさわしい服装にチェンジするから。



アメリカペンシルバニアのフロッグクリークに住む、ジャックとアニーの兄妹。

兄のジャックは本や自然観察が好き、アニーは活発で想像力豊か、動物とすぐに仲良くなれる。

ある日二人は、森の中にツリーハウスをみつける。登ってみると中には本がたくさん。

魔法を信じる人が、その中の本を開いて指さし、「行きたい」と願うと、絵の中の時代に行けるのだ。

帰りたいときはペンシルバニアのガイドブックを開いてフロッグクリークを指さし、「帰りたい」といえばいい。

戻るときはツリーハウスででかけた時間にもどるので、もどったとき冒険の時間はまったくたっていない。

ツリーの持ち主は、アーサー王の姉モーガン・ルー・フェイであるとわかり、

「魔法使いであり、図書館の司書としてすぐれた本をあつめ、読みたい人が読めるようにする仕事をしている」という。

二人はモーガンの仕事を手伝うため、マスターライブラリアン試験をうけて合格、

モーガンから木のカードに「M/L」と書かれた資格の証明書のカードをもらった。

モーガンが二人に魔法を使った冒険をさせたらどうかという提案をしたため、

マーリンの提案で、二人に魔法を使って冒険させるテストをする4つの冒険と魔法の本が用意された。

魔法の本にはテディとキャスリーンが用意した10個の魔法が書いてあるが、一度使うと使えなくなってしまう。

前回は、パリの万国博覧会で4人の現代の魔術師(エジソン、パスツール、ベル、エッフェル)を探す冒険をした。

今回は世界恐慌の後の冬のニューヨークに向かう。


11月のある日、ジャックがお父さんにココアをいれてもらっているとアニーがツリーハウスが戻ってきているという。

さっそく二人は魔法の書をもって森へ向かった。

ツリーハウスにはマーリンの羊皮紙の手紙と本が一冊おいてあった。

本は1938年のニューヨークのガイドで、マーリンの手紙には、世界で1頭のユニコーンが危険にさらされているので助け出してほしいとある。

どうやらユニコーンはそれとわからない姿で人目につくところにとらわれているらしい、

そしてユニコーンを愛する少女が道を示してあげれば故郷に戻れるという。

出発前に二人は残っている魔法を確認。
・空から雲を引き下ろす魔法
・手放せない大切な宝物を見つけ出す魔法
・アヒルに変身する魔法
が残っていた。

2人はさっそく本の場所へ旅立つ。


2人がついたのは寒波に襲われるニューヨークのセントラルパーク。

人が少ないうえに広大であるので、二人は道に迷ってその上お互いを見失ってしまう。

困ったジャックは魔法の「手放せない大切な宝物を見つけ出す魔法」を使うとアニーがみつかり、

2人は公園に建てられたお城に逃げ込む。

そこにはパーキンズという若い男の人がいて、気象観測をしているという。

かれによると低気圧のダブルパンチでこれからニューヨークは大雪に見舞われるという。

それにマーリンの詩の中にでてきた二度目の満月が今夜だということも教えてもらう。

2人は珍しい動物がいるところをきくとブロンクス動物園だというので、地下鉄での行き方も教えてもらう。

公園の中で男の子と女の子の二人連れをちらちらみかけた二人はてっきりテディとキャスリーンだと思い込むが、このときは姿がみえなくなっていた。

ようやく公園を出た二人はスープの配給所に並ぶ人々や、シャッターを閉めた街をぬけて地下鉄に向かう。

念のためジャックがもってきたお金で地下鉄に乗る。しかし、降りる駅がわからず困っていると、前の座席の女の子が教えてあげるといってくれた。

ジャックがうとうとしていると、女の子に起こされ、二人は急いで降りる。しかし降りたのは目的と違う駅だった。
しかも雪のため地下鉄も不通になるという。

しかたなく二人はタクシーで動物園に向かうが、雪だまりにはまって動けなくなってしまう。
2人はタクシーを降りて歩くが雪がひどいのでタクシーのところに戻ろうとするが車はいなくなっていた。
みるとそこは「クロイスター美術館」の前だったので、二人はとりあえず入って雪をしのぐことにする。

入ってみると説明員がいて、ここはメトロポリタン美術館の別館としてオープンした美術館で、クロイスターという名前は回廊という意味で中庭を囲むように部屋があるのだと教えてくれた。
さらに中世の美しいタペストリーがおすすめだという。

2人はとりあえずタペストリーの間にいくと、タペストリーのタイトルはユニコーン狩り、タペストリーは15世紀末の作だという。
アニーはタペストリーの中のユニコーンがマーリンの詩の中のユニコーンだと確信する。

そこへ公園でみかけた男の子と女の子の二人連れがやってきたので、テディとキャスリーンだと思い込んでいる二人は隠れておどろかそうとする。しかし、ふたりは黒い魔法使いの弟子で、ユニコーンを捕まえて師匠のところにつれていこうとしていたのだ。

呪文でユニコーンをタペストリーから呼び出してロープをかけようとするのをジャックとアニーが止めに入る。
そして「空から雲をひきおろす呪文」をとなえて二人組の目をくらますと、ユニコーンをつれて美術館をでていく。
説明員はびっくりしていた。

ユニコーンは二人を乗せて街をはしりだすと、悲しみにみちていた街に生気がよみがえる。
雪もやんでいき、人々に笑顔がもどっていった。
2人はセントラルパークまで戻ってくる。

しかし公園では悪い魔法使いの弟子が先回りしていてユニコーンを連れ去ろうとする。
アニーは覚えていた「アヒルに変身する魔法」を二人にかけて、邪魔をする。
しかし、ユニコーンを故郷に返す方法がわからず困っていると、テディとキャスリーンが現れる。
2人は今回地下鉄の少女とタクシーの運転手をして二人をクロイスター美術館までつれていったのだった。

テディの運転していたタクシーからマーリンとモーガンが現れ、黒い魔法使いからユニコーンを守ってくれた二人にお礼をいう。
そして、アヒルにした二人の心配をするアニーに魔法は2・3日でとけると教えてくれる。

2人が魔法を賢くつかえることができるからと「ディアントスの杖」というユニコーンの角の形をした魔法の杖を渡す。
そして、魔法でなければ解決できない時、人のためになることに使うようにという。

そしてマーリンが運転するタクシーでモーガンは去り、テディとキャスリーンはユニコーンに乗って去って行った。
そして二人もマジックツリーハウスで現代に戻る。

ツリーハウスから家に戻る途中でアニーが「手放せない大切な宝物を見つけ出す魔法」が、まだ残っているというので
ジャックが使ってしまったことを言うと、アニーは「自分のことを大切な宝物だとおもってくれてありがとう」というのだった。




ユニコーン奇跡の救出 (マジック・ツリーハウス 22)

ユニコーン奇跡の救出 (マジック・ツリーハウス 22)

  • 作者: メアリー・ポープ オズボーン
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA/メディアファクトリー
  • 発売日: 2008/02/12
  • メディア: 単行本



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