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江戸の大火と伝説の龍 (マジック・ツリーハウス 23) [ファンタジー]
読み聞かせ時間・・・大人が読んで20分
ウケ度・・・子どもはよんでいません。大人が読んでいて、何語で話しているんだろう的な感想もちました。
印象度・・・外国の人が書いた江戸時代ってこうなんだって感じ。
マジックツリーハウスシリーズの23冊目
今回も1巻まるまる一つのお話。江戸時代のお話で、芭蕉に助けられる。
最初に折り畳みで、これまで刊行された本の冒険の舞台と表紙がカラーページでのっていた。
折り返しは、いつもどおり、二人の着せ替え。今回は江戸の町人の子どもかっこう。
マジックツリーハウスでその時代にいくと、自動的にふさわしい服装にチェンジするから。
アメリカペンシルバニアのフロッグクリークに住む、ジャックとアニーの兄妹。
兄のジャックは本や自然観察が好き、アニーは活発で想像力豊か、動物とすぐに仲良くなれる。
ある日二人は、森の中にツリーハウスをみつける。登ってみると中には本がたくさん。
魔法を信じる人が、その中の本を開いて指さし、「行きたい」と願うと、絵の中の時代に行けるのだ。
帰りたいときはペンシルバニアのガイドブックを開いてフロッグクリークを指さし、「帰りたい」といえばいい。
戻るときはツリーハウスででかけた時間にもどるので、もどったとき冒険の時間はまったくたっていない。
ツリーの持ち主は、アーサー王の姉モーガン・ルー・フェイであるとわかり、
「魔法使いであり、図書館の司書としてすぐれた本をあつめ、読みたい人が読めるようにする仕事をしている」という。
二人はモーガンの仕事を手伝うため、マスターライブラリアン試験をうけて合格、
モーガンから木のカードに「M/L」と書かれた資格の証明書のカードをもらった。
モーガンが二人に魔法を使った冒険をさせたらどうかという提案をしたため、
マーリンの提案で、二人に魔法を使って冒険させるテストをする4つの冒険と魔法の本が用意された。
前回までの冒険で、魔法が使える杖を手に入れた二人、でも魔法は、自分たちのために使ってはいけない。
魔法でなければ解決できないことにしか使ってはいけない、一度口に出した呪文は言い直せないなどの制約がある。
今回は希望を取り戻す方法を求めて旅立つ。
朝早く、テディとキャスリーンの使った鳥たちがジャックとアニーの家の窓をたたき、二人は魔法の杖<ディアントスの杖>をもってフロッグクリークの森に向かう。
森の一番高いカシの木の上にマジックツリーハウスがやってきていて、テディとキャスリーンが待っていた。
2人の話によると、最近マーリンが「希望がなくなった」とふさぎ込んで元気がないのだという。
そこでモーガンの提案で、ジャックとアニーに人間が不幸な気持ちになったとき、どうやって幸せをみつけて元気を取り戻したか、「幸せの秘訣」を調べてもらうことにしたのだという。
モーガンが選んだ4つの時代のうち、今回渡された本は「江戸時代の日本」。帰りのためにフロッグクリークののっているペンシルバニア州のガイドも渡してくれた。
2人はディアントスの杖の使い方をもう一度伝えると魔法の指輪でキャメロットに帰っていった。
ジャックとアニーは呪文を唱えて旅立つ。
ついたところは武家屋敷の庭の松の木の上、灯篭や太鼓橋の向こうにお城がみえる。
本で確認したところ、武家屋敷の庭園についたらしかった。
2人は侍たちにみつからないように「幸せの秘訣」を探しにいこうとするが、庭園でみつかってしまう。
そこに俳句の指導に呼ばれていた芭蕉が通りかかり、二人を弟子だといってかばってくれる。
芭蕉に病気の友達のために「幸せの秘訣」を探していることを告げると、いっしょに探そうといってくれて、ジャックを吉之助、アニーを「おこと」を呼ぶことにする。
芭蕉について町にでた二人は日本橋から富士山を眺め、にぎやかな通りを抜けて、芝居見物に入る。
そこで雲竜が雨を降らせるというお芝居を見た。そして箸に苦戦しながら「ざるそば」を食べて、相撲見物をする(女人禁制なのでアニーは手拭いをかぶる)
途中侍たちにあやしまれるが、芭蕉の説明と二人がとっさに作った俳句でうまくごまかした。
疲れたので芭蕉庵(芭蕉の家)に帰ろうとすると、隅田川の船頭が親切にのせてくれた。
途中船が川底にあたってしまう。雨が降らず水位がさがっているのだという。こういうときは火事が怖いのだと芭蕉は教えてくれた。
船頭は、江戸は火事が多いが、大火のあとでも人々はたくましく町を再建したことをかたる。
その後仲良く遊ぶ江戸の子ども達を見ながら芭蕉庵にたどりつく。
侍たちや町人にも尊敬されている芭蕉は、どんなお屋敷に住んでいるのかと思っていた二人は、芭蕉庵のボロ小屋ぶりに驚く。
入り口には芭蕉の木があって、それから名前をとったと芭蕉が教えてくれた。
ふとんも一組しかないので、二人が寝かせてもらい、芭蕉は散歩してくるとでていってしまう。
最初は驚いていた二人だが、やがて月の明かりや虫の声にみみを傾けて、芭蕉庵がきにいっていく。
そこに、半鐘の音がなりひびき、芭蕉が火事がおきたので手伝いにいくという。
2人は頼み込んでついていき、手桶のリレーに参加する。火消したちが建物をこわして延焼を防ごうとするが、火は燃え広がり芭蕉庵にせまる。
困り果てた二人は魔法の杖で「江戸の火事を鎮めて」と呪文を唱える。
なんと次の瞬間二人は富士山におり、えらわれた雲竜の背中にのって、江戸の町に雨を降らせた。
残念ながら芭蕉庵はやけてしまったが、二人が芭蕉をなぐさめ、芭蕉も元気になる。
2人が帰るというと、芭蕉は送ってくれたが、日本橋で役人によびとめられる。今度も二人は俳句を作って弟子だと言ってうまく切り抜けた。
ジャックの詠んだ句は、最初より格段よくなっていた。
2人は橋の上で芭蕉に別れをつげると武家屋敷に忍び込んでマジックツリーハウスで戻る。
着いてから二人は「幸せの秘訣」を見つけていなかったことに気が付く。
しかし、気が付いていないだけかもと、今度の冒険を振り返り、幸せを感じたことを述べ合うと、
芭蕉庵で自然を感じていたときが幸せな気持ちだったことに気が付く。
「自然や身の回りのちょっとしたことの中に幸せはある」と結論した二人は、任務をはたしたことに満足して、森の自然を感じながら家にかえるのだった。
ウケ度・・・子どもはよんでいません。大人が読んでいて、何語で話しているんだろう的な感想もちました。
印象度・・・外国の人が書いた江戸時代ってこうなんだって感じ。
マジックツリーハウスシリーズの23冊目
今回も1巻まるまる一つのお話。江戸時代のお話で、芭蕉に助けられる。
最初に折り畳みで、これまで刊行された本の冒険の舞台と表紙がカラーページでのっていた。
折り返しは、いつもどおり、二人の着せ替え。今回は江戸の町人の子どもかっこう。
マジックツリーハウスでその時代にいくと、自動的にふさわしい服装にチェンジするから。
アメリカペンシルバニアのフロッグクリークに住む、ジャックとアニーの兄妹。
兄のジャックは本や自然観察が好き、アニーは活発で想像力豊か、動物とすぐに仲良くなれる。
ある日二人は、森の中にツリーハウスをみつける。登ってみると中には本がたくさん。
魔法を信じる人が、その中の本を開いて指さし、「行きたい」と願うと、絵の中の時代に行けるのだ。
帰りたいときはペンシルバニアのガイドブックを開いてフロッグクリークを指さし、「帰りたい」といえばいい。
戻るときはツリーハウスででかけた時間にもどるので、もどったとき冒険の時間はまったくたっていない。
ツリーの持ち主は、アーサー王の姉モーガン・ルー・フェイであるとわかり、
「魔法使いであり、図書館の司書としてすぐれた本をあつめ、読みたい人が読めるようにする仕事をしている」という。
二人はモーガンの仕事を手伝うため、マスターライブラリアン試験をうけて合格、
モーガンから木のカードに「M/L」と書かれた資格の証明書のカードをもらった。
モーガンが二人に魔法を使った冒険をさせたらどうかという提案をしたため、
マーリンの提案で、二人に魔法を使って冒険させるテストをする4つの冒険と魔法の本が用意された。
前回までの冒険で、魔法が使える杖を手に入れた二人、でも魔法は、自分たちのために使ってはいけない。
魔法でなければ解決できないことにしか使ってはいけない、一度口に出した呪文は言い直せないなどの制約がある。
今回は希望を取り戻す方法を求めて旅立つ。
朝早く、テディとキャスリーンの使った鳥たちがジャックとアニーの家の窓をたたき、二人は魔法の杖<ディアントスの杖>をもってフロッグクリークの森に向かう。
森の一番高いカシの木の上にマジックツリーハウスがやってきていて、テディとキャスリーンが待っていた。
2人の話によると、最近マーリンが「希望がなくなった」とふさぎ込んで元気がないのだという。
そこでモーガンの提案で、ジャックとアニーに人間が不幸な気持ちになったとき、どうやって幸せをみつけて元気を取り戻したか、「幸せの秘訣」を調べてもらうことにしたのだという。
モーガンが選んだ4つの時代のうち、今回渡された本は「江戸時代の日本」。帰りのためにフロッグクリークののっているペンシルバニア州のガイドも渡してくれた。
2人はディアントスの杖の使い方をもう一度伝えると魔法の指輪でキャメロットに帰っていった。
ジャックとアニーは呪文を唱えて旅立つ。
ついたところは武家屋敷の庭の松の木の上、灯篭や太鼓橋の向こうにお城がみえる。
本で確認したところ、武家屋敷の庭園についたらしかった。
2人は侍たちにみつからないように「幸せの秘訣」を探しにいこうとするが、庭園でみつかってしまう。
そこに俳句の指導に呼ばれていた芭蕉が通りかかり、二人を弟子だといってかばってくれる。
芭蕉に病気の友達のために「幸せの秘訣」を探していることを告げると、いっしょに探そうといってくれて、ジャックを吉之助、アニーを「おこと」を呼ぶことにする。
芭蕉について町にでた二人は日本橋から富士山を眺め、にぎやかな通りを抜けて、芝居見物に入る。
そこで雲竜が雨を降らせるというお芝居を見た。そして箸に苦戦しながら「ざるそば」を食べて、相撲見物をする(女人禁制なのでアニーは手拭いをかぶる)
途中侍たちにあやしまれるが、芭蕉の説明と二人がとっさに作った俳句でうまくごまかした。
疲れたので芭蕉庵(芭蕉の家)に帰ろうとすると、隅田川の船頭が親切にのせてくれた。
途中船が川底にあたってしまう。雨が降らず水位がさがっているのだという。こういうときは火事が怖いのだと芭蕉は教えてくれた。
船頭は、江戸は火事が多いが、大火のあとでも人々はたくましく町を再建したことをかたる。
その後仲良く遊ぶ江戸の子ども達を見ながら芭蕉庵にたどりつく。
侍たちや町人にも尊敬されている芭蕉は、どんなお屋敷に住んでいるのかと思っていた二人は、芭蕉庵のボロ小屋ぶりに驚く。
入り口には芭蕉の木があって、それから名前をとったと芭蕉が教えてくれた。
ふとんも一組しかないので、二人が寝かせてもらい、芭蕉は散歩してくるとでていってしまう。
最初は驚いていた二人だが、やがて月の明かりや虫の声にみみを傾けて、芭蕉庵がきにいっていく。
そこに、半鐘の音がなりひびき、芭蕉が火事がおきたので手伝いにいくという。
2人は頼み込んでついていき、手桶のリレーに参加する。火消したちが建物をこわして延焼を防ごうとするが、火は燃え広がり芭蕉庵にせまる。
困り果てた二人は魔法の杖で「江戸の火事を鎮めて」と呪文を唱える。
なんと次の瞬間二人は富士山におり、えらわれた雲竜の背中にのって、江戸の町に雨を降らせた。
残念ながら芭蕉庵はやけてしまったが、二人が芭蕉をなぐさめ、芭蕉も元気になる。
2人が帰るというと、芭蕉は送ってくれたが、日本橋で役人によびとめられる。今度も二人は俳句を作って弟子だと言ってうまく切り抜けた。
ジャックの詠んだ句は、最初より格段よくなっていた。
2人は橋の上で芭蕉に別れをつげると武家屋敷に忍び込んでマジックツリーハウスで戻る。
着いてから二人は「幸せの秘訣」を見つけていなかったことに気が付く。
しかし、気が付いていないだけかもと、今度の冒険を振り返り、幸せを感じたことを述べ合うと、
芭蕉庵で自然を感じていたときが幸せな気持ちだったことに気が付く。
「自然や身の回りのちょっとしたことの中に幸せはある」と結論した二人は、任務をはたしたことに満足して、森の自然を感じながら家にかえるのだった。
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