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ダ・ヴィンチ空を飛ぶ (マジック・ツリーハウス 24) [ファンタジー]
読み聞かせ時間・・・大人が読んで20分
ウケ度・・・子どもはよんでいません。今回のはファンタジー色が強かったような、このごろそうかな。
印象度・・・レオナルド・ダ・ヴィンチってこんな人だったんだって印象をもちました。
マジックツリーハウスシリーズの24冊目
今回も1巻まるまる一つのお話。ルネサンスのフィレンツェで、レオナルド・ダ・ヴィンチに会う。
最初に折り畳みで、これまで刊行された本の冒険の舞台と表紙がカラーページでのっていた。
折り返しは、いつもどおり、二人の着せ替え。アニーは胸のところで切りかえしたドレス。
ジャックはタイツに裾の長い上着。
マジックツリーハウスでその時代にいくと、自動的にふさわしい服装にチェンジするから。
アメリカペンシルバニアのフロッグクリークに住む、ジャックとアニーの兄妹。
兄のジャックは本や自然観察が好き、アニーは活発で想像力豊か、動物とすぐに仲良くなれる。
ある日二人は、森の中にツリーハウスをみつける。登ってみると中には本がたくさん。
魔法を信じる人が、その中の本を開いて指さし、「行きたい」と願うと、絵の中の時代に行けるのだ。
帰りたいときはペンシルバニアのガイドブックを開いてフロッグクリークを指さし、「帰りたい」といえばいい。
戻るときはツリーハウスででかけた時間にもどるので、もどったとき冒険の時間はまったくたっていない。
ツリーの持ち主は、アーサー王の姉モーガン・ルー・フェイであるとわかり、
「魔法使いであり、図書館の司書としてすぐれた本をあつめ、読みたい人が読めるようにする仕事をしている」という。
二人はモーガンの仕事を手伝うため、マスターライブラリアン試験をうけて合格、
モーガンから木のカードに「M/L」と書かれた資格の証明書のカードをもらった。
モーガンが二人に魔法を使った冒険をさせたらどうかという提案をしたため、
マーリンの提案で、二人に魔法を使って冒険させるテストをする4つの冒険と魔法の本が用意された。
これまでの冒険で、魔法が使える杖(ディアントスの杖)を手に入れた二人、でも魔法は、自分たちのために使ってはいけない。
魔法でなければ解決できないことにしか使ってはいけない、一度口に出した呪文は言い直せないなどの制約がある。
今回はふさぎ込んでしまったマーリンに希望を取り戻す方法を求めて旅立つ。
夏休みが終わり、初登校の朝、ジャックが新しい学校やクラスの心配をしてながら朝ごはんを食べていると、
アニーが駆け込んでくる。その様子をみて、ツリーハウスが戻ってきていることを悟ったジャックは、
ディアントスの杖が入ったリュックをもって二人で出かける。
森のツリーハウスでテディとキャスリーンが待っていた。今回モーガンが用意したのは500年前のイタリアの天才レオナルド・ダ・ヴィンチの本。
場所はフィレンツェだという。
手紙も着いていて、簡単に得られる答えにまどわされるな。レオナルドに一日中つきそって、手伝いをすると夜泣き鳥が泣き始める前に答えが得られるとあった。
今回もテディとキャスリーンはモーガンの手伝いに戻らなければならず、二人だけで旅立つことになる。
着いたのはフィレンツェの街が見える見晴らしのいい丘の高い木の上。
黄色い石壁にオレンジの瓦屋根の町並みは美しく、ドーム型の大きな屋根と塔がたっている。手前にには川ががみえる。
ジャックが本をひらいてレオナルドのことを読み始めると、アニーは、そんなことより、速くレオナルドを探しに行こう言う。
「呪文でレオナルドのところに行きたい」っていったので、彼はすぐそばにいるはずなのに、どこかにいってしまうというのだ。
ジャックも賛成して、ツリーハウスをでて、道であった花売りの少女にきくと、今さっき花を買っていってしまっという。
ジャックは後悔するが、気を取り直してレオナルドの後を追いかける。
買い物をしたところで次の行先を聞いて、追いかけるがなかなか追いつかない。
とうとうフェレンツェの市場であきらめて、ディアントスの杖をつかうことにする。
しかし、呪文を唱えてもレオナルドのすがたはない。
そのときアニーが小鳥屋の籠の鳥が「外にでたい」といっているといいだし、逃がしてしまう。
お金をもっていない二人は小鳥屋につかまるが、そこにレオナルドが現れて代わりに弁償してくれた。
立ち去ろうとするレオナルドに頼み込んで、一日手伝いをさせてもらうことにする。
仕事場に向かいながら二人が「幸せの秘訣」を探しにきたというと、レオナルドは「幸せの秘訣は名声だ」といいきる。
しかし、モーガンの手紙に「簡単な答えに惑わされてはいけない」と書いてあったのを思い出して、手伝いを続けることにする。
レオナルドが二人をつれていったのは、聖母教会の大聖堂であった。レオナルドはここで壁画をかいているのだとう。
教会の前でレオナルドは、突然「天使がいる」といって少女をスケッチするが、書きあげてから理想の天使像と少し違うといって、そのスケッチを二人にくれた。
レオナルドは新しい方法で壁画を完成させようとしていた。
それまでの壁画は漆喰に色をつけてつくるので、一度つけた色は変更できなかったが、レオナルドは新しいほうほうで重ね塗りをすることにしたのだ。
しかし、乾きにくいので、今日は絵のそばで火を焚いて乾してみるのだという。
火を焚き始めると絵の具が溶けて流れてしまい、壁画は台無し、落ち込んだレオナルドは教会をでていってしまう。
あまりの落ち込みようにジャックは一人にしてあげようというが、アニーは一日側にいないといけないのだし、こんなときこそ何かしてあげたいと、レオナルドが忘れたバスケット(買い物の中身が入っている)を届けてあげようという。
レオナルドを追いかけて家にいくと、レオナルドは名声を手に入れるはずが、大失敗になったと怒りだす。
アニーもさすがにたじろいで、家をでようとすると、レオナルドが呼び止めて「すまなかった」と謝る。
3人はレオナルドが買ってきたとびきりおいしいパンを食べ、話をする。
レオナルドはミケランジェロに何一つ完成できないといわれていて、今度もそのとおりになってしまった。もうフィレンツェを出るという。
アニーがなぜ完成できないのか聞くと、レオナルドは新しい方法を思いついては試さずにいられないからという。
また、やりたいことがありすぎるといって、ノートをみせてくれた。
そこには彼のアイデアがびっしりあった。ただし鏡文字になっている。これはレオナルドが左利きだったからといわれている。
ジャックやアニーがレオナルドのノートを見ながら話をすると、天才といわれるレオナルドといえども、この時代ではわかっていないことも多く。
自分たちが、いかに多くのことを知っているかわかりビックリする。
そして、いつか人間が空を飛ぶという話になったとき、ジャックとアニーが大きく賛成すると、レオナルドは今日が実験の日だといって
急に元気になり、二人をつれて馬車で丘へ向かう。
そして、自分が鳥などを解剖して研究した成果だと言って人間に取り付ける羽をみせてくれる。
ジャックとアニーは本を調べ、実験が失敗するとわかり大慌てするが、レオナルドは夢中になっていてききいれてくれず、
墜落してしまう。怪我はなかったが実験装置はボロボロだ。そして再び激しく落ち込んでしまう。
家に帰って、ノートも作品も燃やしてしまうというレオナルドに、アニーはディアントスの杖で魔法をかけて、腕を翼にする。
ジャックとアニーも腕を翼にして3人は大空を飛びまわる。
そして丘に戻ると、レオナルドが説明を求めるが、アニーはうまく説明できないという。
レオナルドも神秘のままのほうがいいことがあると、納得してくれた。
そして、自分は仕組みばかりおいかけて鳥の心を忘れていた、飛ぶことで鳥の心を学ぶことができて満足だという。
幸せの秘訣は名声なんかじゃなくて、自分の納得のいくまでやりたいことをやるのが大切だと考えをあらためたという。
突然、絵のモデルが来るので家に帰らないというレオナルドと一緒に二人は家に戻ると、そこには黒髪の美しいリザという女性がいた。
レオナルドは彼女の絵を3年も描いていて、あとは微笑みの口元だけになっているが、
リザはレオナルドに微笑みをみせてくれず、ずっと完成しないのだという。
ジャックとアニーは不思議に思ってリザに理由をきくと、彼女は絵が完成したら、レオナルドに会えないからという。
意外な理由に驚いたレオナルドは、絵が完成しても生きている限りだれにも譲らないと約束し、
それを聞いたリザは微笑みを浮かべる。
レオナルドは、リザの絵を仕上げながら、幸せの秘訣は好奇心だと結論付ける。
このあと、ジャックとアニーはレオナルドに別れを告げてマジックツリーハウスに戻る。
本で調べると、レオナルドが描いていたのは「モナ・リザ」として知られている絵で、レオナルドは生涯手元においたことがわかった。
2人はフロッグクリークに帰る。
そして好奇心で世界をみると、心がわくわくするのを感じながら、新しい学年がはじまる学校へ向かうのだった。
ウケ度・・・子どもはよんでいません。今回のはファンタジー色が強かったような、このごろそうかな。
印象度・・・レオナルド・ダ・ヴィンチってこんな人だったんだって印象をもちました。
マジックツリーハウスシリーズの24冊目
今回も1巻まるまる一つのお話。ルネサンスのフィレンツェで、レオナルド・ダ・ヴィンチに会う。
最初に折り畳みで、これまで刊行された本の冒険の舞台と表紙がカラーページでのっていた。
折り返しは、いつもどおり、二人の着せ替え。アニーは胸のところで切りかえしたドレス。
ジャックはタイツに裾の長い上着。
マジックツリーハウスでその時代にいくと、自動的にふさわしい服装にチェンジするから。
アメリカペンシルバニアのフロッグクリークに住む、ジャックとアニーの兄妹。
兄のジャックは本や自然観察が好き、アニーは活発で想像力豊か、動物とすぐに仲良くなれる。
ある日二人は、森の中にツリーハウスをみつける。登ってみると中には本がたくさん。
魔法を信じる人が、その中の本を開いて指さし、「行きたい」と願うと、絵の中の時代に行けるのだ。
帰りたいときはペンシルバニアのガイドブックを開いてフロッグクリークを指さし、「帰りたい」といえばいい。
戻るときはツリーハウスででかけた時間にもどるので、もどったとき冒険の時間はまったくたっていない。
ツリーの持ち主は、アーサー王の姉モーガン・ルー・フェイであるとわかり、
「魔法使いであり、図書館の司書としてすぐれた本をあつめ、読みたい人が読めるようにする仕事をしている」という。
二人はモーガンの仕事を手伝うため、マスターライブラリアン試験をうけて合格、
モーガンから木のカードに「M/L」と書かれた資格の証明書のカードをもらった。
モーガンが二人に魔法を使った冒険をさせたらどうかという提案をしたため、
マーリンの提案で、二人に魔法を使って冒険させるテストをする4つの冒険と魔法の本が用意された。
これまでの冒険で、魔法が使える杖(ディアントスの杖)を手に入れた二人、でも魔法は、自分たちのために使ってはいけない。
魔法でなければ解決できないことにしか使ってはいけない、一度口に出した呪文は言い直せないなどの制約がある。
今回はふさぎ込んでしまったマーリンに希望を取り戻す方法を求めて旅立つ。
夏休みが終わり、初登校の朝、ジャックが新しい学校やクラスの心配をしてながら朝ごはんを食べていると、
アニーが駆け込んでくる。その様子をみて、ツリーハウスが戻ってきていることを悟ったジャックは、
ディアントスの杖が入ったリュックをもって二人で出かける。
森のツリーハウスでテディとキャスリーンが待っていた。今回モーガンが用意したのは500年前のイタリアの天才レオナルド・ダ・ヴィンチの本。
場所はフィレンツェだという。
手紙も着いていて、簡単に得られる答えにまどわされるな。レオナルドに一日中つきそって、手伝いをすると夜泣き鳥が泣き始める前に答えが得られるとあった。
今回もテディとキャスリーンはモーガンの手伝いに戻らなければならず、二人だけで旅立つことになる。
着いたのはフィレンツェの街が見える見晴らしのいい丘の高い木の上。
黄色い石壁にオレンジの瓦屋根の町並みは美しく、ドーム型の大きな屋根と塔がたっている。手前にには川ががみえる。
ジャックが本をひらいてレオナルドのことを読み始めると、アニーは、そんなことより、速くレオナルドを探しに行こう言う。
「呪文でレオナルドのところに行きたい」っていったので、彼はすぐそばにいるはずなのに、どこかにいってしまうというのだ。
ジャックも賛成して、ツリーハウスをでて、道であった花売りの少女にきくと、今さっき花を買っていってしまっという。
ジャックは後悔するが、気を取り直してレオナルドの後を追いかける。
買い物をしたところで次の行先を聞いて、追いかけるがなかなか追いつかない。
とうとうフェレンツェの市場であきらめて、ディアントスの杖をつかうことにする。
しかし、呪文を唱えてもレオナルドのすがたはない。
そのときアニーが小鳥屋の籠の鳥が「外にでたい」といっているといいだし、逃がしてしまう。
お金をもっていない二人は小鳥屋につかまるが、そこにレオナルドが現れて代わりに弁償してくれた。
立ち去ろうとするレオナルドに頼み込んで、一日手伝いをさせてもらうことにする。
仕事場に向かいながら二人が「幸せの秘訣」を探しにきたというと、レオナルドは「幸せの秘訣は名声だ」といいきる。
しかし、モーガンの手紙に「簡単な答えに惑わされてはいけない」と書いてあったのを思い出して、手伝いを続けることにする。
レオナルドが二人をつれていったのは、聖母教会の大聖堂であった。レオナルドはここで壁画をかいているのだとう。
教会の前でレオナルドは、突然「天使がいる」といって少女をスケッチするが、書きあげてから理想の天使像と少し違うといって、そのスケッチを二人にくれた。
レオナルドは新しい方法で壁画を完成させようとしていた。
それまでの壁画は漆喰に色をつけてつくるので、一度つけた色は変更できなかったが、レオナルドは新しいほうほうで重ね塗りをすることにしたのだ。
しかし、乾きにくいので、今日は絵のそばで火を焚いて乾してみるのだという。
火を焚き始めると絵の具が溶けて流れてしまい、壁画は台無し、落ち込んだレオナルドは教会をでていってしまう。
あまりの落ち込みようにジャックは一人にしてあげようというが、アニーは一日側にいないといけないのだし、こんなときこそ何かしてあげたいと、レオナルドが忘れたバスケット(買い物の中身が入っている)を届けてあげようという。
レオナルドを追いかけて家にいくと、レオナルドは名声を手に入れるはずが、大失敗になったと怒りだす。
アニーもさすがにたじろいで、家をでようとすると、レオナルドが呼び止めて「すまなかった」と謝る。
3人はレオナルドが買ってきたとびきりおいしいパンを食べ、話をする。
レオナルドはミケランジェロに何一つ完成できないといわれていて、今度もそのとおりになってしまった。もうフィレンツェを出るという。
アニーがなぜ完成できないのか聞くと、レオナルドは新しい方法を思いついては試さずにいられないからという。
また、やりたいことがありすぎるといって、ノートをみせてくれた。
そこには彼のアイデアがびっしりあった。ただし鏡文字になっている。これはレオナルドが左利きだったからといわれている。
ジャックやアニーがレオナルドのノートを見ながら話をすると、天才といわれるレオナルドといえども、この時代ではわかっていないことも多く。
自分たちが、いかに多くのことを知っているかわかりビックリする。
そして、いつか人間が空を飛ぶという話になったとき、ジャックとアニーが大きく賛成すると、レオナルドは今日が実験の日だといって
急に元気になり、二人をつれて馬車で丘へ向かう。
そして、自分が鳥などを解剖して研究した成果だと言って人間に取り付ける羽をみせてくれる。
ジャックとアニーは本を調べ、実験が失敗するとわかり大慌てするが、レオナルドは夢中になっていてききいれてくれず、
墜落してしまう。怪我はなかったが実験装置はボロボロだ。そして再び激しく落ち込んでしまう。
家に帰って、ノートも作品も燃やしてしまうというレオナルドに、アニーはディアントスの杖で魔法をかけて、腕を翼にする。
ジャックとアニーも腕を翼にして3人は大空を飛びまわる。
そして丘に戻ると、レオナルドが説明を求めるが、アニーはうまく説明できないという。
レオナルドも神秘のままのほうがいいことがあると、納得してくれた。
そして、自分は仕組みばかりおいかけて鳥の心を忘れていた、飛ぶことで鳥の心を学ぶことができて満足だという。
幸せの秘訣は名声なんかじゃなくて、自分の納得のいくまでやりたいことをやるのが大切だと考えをあらためたという。
突然、絵のモデルが来るので家に帰らないというレオナルドと一緒に二人は家に戻ると、そこには黒髪の美しいリザという女性がいた。
レオナルドは彼女の絵を3年も描いていて、あとは微笑みの口元だけになっているが、
リザはレオナルドに微笑みをみせてくれず、ずっと完成しないのだという。
ジャックとアニーは不思議に思ってリザに理由をきくと、彼女は絵が完成したら、レオナルドに会えないからという。
意外な理由に驚いたレオナルドは、絵が完成しても生きている限りだれにも譲らないと約束し、
それを聞いたリザは微笑みを浮かべる。
レオナルドは、リザの絵を仕上げながら、幸せの秘訣は好奇心だと結論付ける。
このあと、ジャックとアニーはレオナルドに別れを告げてマジックツリーハウスに戻る。
本で調べると、レオナルドが描いていたのは「モナ・リザ」として知られている絵で、レオナルドは生涯手元においたことがわかった。
2人はフロッグクリークに帰る。
そして好奇心で世界をみると、心がわくわくするのを感じながら、新しい学年がはじまる学校へ向かうのだった。
2014-12-25 18:43
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