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サーカスのどろぼう (ラッセとマヤのたんていじむしょ) [探偵]

読み聞かせ時間 子どもは読みませんでした大人が読んで15分
ウケ度 このシリーズの中ではなかなかうよかったです。。
印象度 展開が独特だなあ。

スウェーデンの児童書。

ラッセとマヤはマヤの家の地下室でいっしょに探偵事務所をひらいている学校のクラスメート。

夏のある日二人が海岸で泳ごうと自転車を走らせているとアイスを食べている警察長に出会う。
何でも町に来ているサーカスでスリが発生しているらしい。

このサーカス団では何度も公演中にスリが発生しているので、
警察長は今晩私服で捜査にいくという。

話を聞いたラッセとマヤは泳ぐのを中止してサーカスのテントに向かう。
テントの周りのトレーラーを調べていると中から夫婦ゲンカの声がする。

サーカスの団長と奥さんがケンカをしているところで、しょっちゅう奥さんが
「貧乏暮しは嫌だ、ピエロのボボを選ぶべきだった、連れ子の娘が気に入らない」と不満をいっているらしかった。

奥さんによるとサーカスの団員は

刑務所帰りの手品師(トロカレード)
客の鼻をおってしまう怪力男(アリー・パッシャ)
ピエロのボボ
団長の娘でサルが友達の風船売りの女の子

であるという。

二人はトレーラーを離れるとき、トレーニング中のアリーに遭遇、とっさに学校新聞の取材のふりをして切り抜ける。
そのとき手品師と怪力男も仲が悪く、奥さんも二人を嫌っているらしいことがわかる。


夜サーカスを見に行くと、リュックを背負ったサルを連れた女の子が風船をうっていた。
マヤが風船を買うと、サルはお金をリュックにいれてお辞儀をしてくれた。

警察長が二人を助手だといってくれたので、二人はただで入場して、ステージの一番近くに座った。
団員がショーをする間、何度か観客に近づくが、怪しいところはないようだ。

サーカスが終わって観客が退場しようとすると、何人かの観客が持ち物がないと騒ぎ出した。
警察長はとっさにテントの出入りをとめると、ステージに団員と、持ち物が無くなった人を集めた。

持ち物が無くなった人たちはみな、サーカスの間団員と接触したひとたちだった。
(レスリングの相手をしたり、手品の相手をしたり)
団員を身体検査したが、無くなったものはでてこなかった。

警察長と二人はサーカスを見下ろす丘に座って考える。

団長はお金に困っている。
奥さんはピエロが好きみたいだ。
手品師は刑務所に入っていたことがある。
怪力男は鼻をおった客にお詫びのお金を払う必要がある。
みな動機はありそうだ。

そのとき風船がとんでいくのがみえて、ラッセとマヤがひらめく。
マヤが風船をかったとき、サルはお辞儀をしていたのに、
サーカスが終わって風船を買っていた女の子にはお辞儀をしていなかったのだ。

3人は2回目のサーカスにいくと、今度は警察長が怪力男の相手を申し出て、なんとレスリングで勝ってしまう。
実は学生時代チャンピョンだったのだ。

サーカスが終わると前回とまったく同じことがおこるが、今度は警察長の携帯電話もなくなっていたので
そこにかけてみると、サルのリュックが鳴り出した。

犯人は団長の娘で、サーカス暮らしが嫌で、おちついて暮らしたいのに、
父親はお金が必要でサーカスをやめてくれないので、サーカスからでていくためにやったという。

それを聞いた団長は涙を流して、娘に謝った。
奥さんがなおもキーキー言い出したので、団長は「サーカスはくれてやるからピエロと結婚しろ」と言い放つ。

警察長の粋な計らいで団長は学校の管理人になり、娘も学校に通えるようになった。
サルはホテルの窓ふきになり、バッレビの町に新しい名物が増えたのだった。


サーカスのどろぼう (ラッセとマヤのたんていじむしょ)

サーカスのどろぼう (ラッセとマヤのたんていじむしょ)

  • 作者: マッティン ビードマルク
  • 出版社/メーカー: 主婦の友社
  • 発売日: 2009/02/28
  • メディア: 単行本



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