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はたらくうまのハンバートとロンドン市長さんのはなし [動物]

読み聞かせ時間・・・8分24秒
ウケ度・・・特にうけたともうけなかったとも反応は印象にないなあ。
印象度・・・これは絵が好きです。ロンドンのくすんだ町とか、でっぷりした市長さんとか。いかにも労働させるための馬なハンバートとか。

ハンバートは金物あつめのファーキンさんの荷車を引く馬です。
毎日静かな通りをファーキンさんと不要な金物をあつめて回ります。
住んでいるのはロンドンの町の小さなうまやで、ファーキンさんはそこの2階に住んでいます。
近所に植木を引く馬の友達がいたり、たまに波止場の町にいったり、ハンバートはそれなりに満足した生活を送っていました。

しかし、ファーキンさんが食事にいくとき、ときどきハンバートを預けるビール工場で、ハンバートはバカにされます。
ビール工場の馬たちは市長さんが当選して、はじめて市庁舎にいくときに黄金の馬車を引く役目をはたすのです。他にも1年に一度田舎の牧場で仕事を休むことができます。ハンバートは彼らがうらやましくなりました。ファーキンさんはきちんと手入れをしてくれるし、おなか一杯食べさせてくれるよい飼い主だったのですけれど。

ある日、ハンバートがいつものように金物を集めていると、市長さんのお祝いの行列にでくわしました。ビール工場の馬たちが馬車を引いています。
そのとき、馬車の車輪が壊れて行列は立ち往生してしまいます。
車が呼ばれましたが、市長さんは馬車でいくといってききません。

それを聞いたハンバートは警官やファーキンさんが止めるを振り切って市長のところに駆けつけます。市長は喜んで、金物集めの荷台にあったガスレンジの上に腰掛けて市庁舎に向かいます。ハンバートとファーキンさんはお礼に市長の宴会に誘われて出席しました。また市長と写真をとったり、記念のカップをもらったりしました。

市長さんはそのほかにも、ハンバートが1年に1度は田舎の牧場で休めるようにしてくれて、働けなくなったときは、田舎でのんびり暮らせるようにしてくれました。

今ではハンバートが金物を集めていると「市長さんを乗せた馬だ」と、みなが言うようになりました。

これは、消防自動車じぷた、を思い出したわ。
「じぷた」には、こんなファンキーな市長さんでてこないところが、日本との違いね。

はたらくうまのハンバートとロンドン市長さんのはなし

はたらくうまのハンバートとロンドン市長さんのはなし

  • 作者: ジョン バーニンガム
  • 出版社/メーカー: 童話館出版
  • 発売日: 1999/04
  • メディア: 大型本



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