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聖剣と海の大蛇 (マジック・ツリーハウス (17)) [ファンタジー]
読み聞かせ時間 大人が読んで15分
ウケ度 そこそこおもしろかった
印象度 ファンタジー。
マジックツリーハウスシリーズの17冊目
今回も1巻まるまる一つのお話。キャメロットで剣と魔法の世界を冒険する。
最初に折り畳みで、これまで刊行された本の冒険の舞台と表紙がカラーページでのっていた。
折り返しは、いつもどおり、二人の着せ替え。
マジックツリーハウスでその時代にいくと、自動的にふさわしい服装にチェンジするから。
でも今回は水着やアザラシだった。
アメリカペンシルバニアのフロッグクリークに住む、ジャックとアニーの兄妹。
兄のジャックは本や自然観察が好き、アニーは活発で想像力豊か、動物とすぐに仲良くなれる。
ある日二人は、森の中にツリーハウスをみつける。登ってみると中には本がたくさん。
魔法を信じる人が、その中の本を開いて指さし、「行きたい」と願うと、絵の中の時代に行けるのだ。
帰りたいときはペンシルバニアのガイドブックを開いてフロッグクリークを指さし、「帰りたい」といえばいい。
戻るときはツリーハウスででかけた時間にもどるので、もどったとき冒険の時間はまったくたっていない。
ツリーの持ち主は、アーサー王の姉モーガン・ルー・フェイであるとわかり、
「魔法使いであり、図書館の司書としてすぐれた本をあつめ、読みたい人が読めるようにする仕事をしている」という。
二人はモーガンの仕事を手伝うため、マスターライブラリアン試験をうけて合格、
モーガンから木のカードに「M/L」と書かれた資格の証明書のカードをもらった。
前回、魔法使いマーリンの頼みでハロウィンの夜にキャメロットの宝をカラス大王から取り戻した二人。
今回も、マーリンの依頼で、夏至の日に二人はキャメロットに向かう。
プロローグとして、アーサー王とエクスカリバー（聖剣）として、アーサー王の剣として有名な
湖の妖精が9年かけて作ったエクスカリバーの物語がのっていた。
夏至の日、午前中ポーチでジャックは新聞を読んで、今日が夏至であることを知り、アニーに話している。
するとカモメがあらわれて、二人の上を旋回した。
アニーがキャメロットからのお使いだというので、二人はマジックツリーハウスにいってみることにする。
ツリーハウスはフロッグクリークの森の一番高いカシの木のてっぺんに戻ってきていたが、
中には本は1冊もなく、部屋のすみに水色の大きな貝殻の招待状があった。
「フロッグクリークのジャックとアニーへ
夏至の今日、ふたりにたのみがあります。
まだキャメロットもなかった時代の、霧につつまれた地へきてください M」
Mはマリーンのことである。
貝殻の裏には詩のようなものがぎっしり書いてあった。
「未来の王 アーサーの栄光を守るため、夜の闇が来る前に 光の剣を救いだし わが手にとどけよ
そのための方法は 水の騎士を呼びよせよ
クモの女王の洞窟を通り抜けよ
セルキーと出会い ともに泳いで 吹雪の入り江へ行け
老いた幽霊のマントの下に もぐれ
さすれば 光の剣が姿をあらわす
問いには恐れをすて、愛と勇気をもってこたえよ
やがて 光の剣が 行くべき道を示さん」
アニーはクモが心配、ジャックはお化けが嫌いなので「老いた幽霊」が心配だったが、
前回同行してくれたテディがきてくれるかもという淡い期待をいだいて、二人は旅だった。
ついたところは断崖の中腹にたつ老木のてっぺん。はるか遠くに雪におおわれた山々がくっきりうかんでいる。
しかし、霧につつまれてはいない。マーリンとテディの姿もみえない。
時間は昼ごろだと思うが夜までに剣をみつけマーリンに届けなければならない。
アニーの提案で水の騎士を呼ぶために入り江に降りてみると、ちょうど干潮らしかった。
アニーが水の騎士をよぶと、海底から渦が上がり、
頭から胴体まで馬、腰からうしろは鱗におおわれた魚にまたがった騎士があらわれた。
怖がるジャックをよそにアニーはさっさと、スニーカーを脱いで、謎の馬？にまたがり、
ジャックもようやく勇気を出して乗り込むと、二人は岩棚が海に向かってつきだした場所に送られる。
次はクモの女王の洞窟だが、実はアニーはクモだけは怖くてすすめないという。
いつもと逆にジャックがアニーを励ましながら、石でクモの巣をはらって洞窟をすすむ。
天上の高い大広間のような場所で、上から太陽の光が線となってとどいている場所につくと、
不気味な音がして、海水が入ってきてしまった。
そこにクモの女王が現れる、恐ろしい姿に二人はてっきり攻撃されると思ったが、
実はクモの女王は天井までクモの糸で梯子をかけてくれたのだった。
ようやくそれと悟ったジャックがいやがるアニーをはげまし、二人はなんとか天井から脱出。
崖から海に飛び込んだ。
そこには二匹のアザラシがいて、二人を岩の上に手招きした。
疲れていたジャックは急がなければと思いながらも岩の上で眠ってしまう。
ジャックを起こしたのはテディとセルキーの美少女キャスリーンだった。
テディはマーリンのいいつけで、ここで二人を待っていたのだという。
セルキーは海辺に住む妖精で、海の中ではアザラシ、陸にあがって毛皮を脱ぐと、人間のすがたになる。
キャスリーンは19人の姉とすんでいるといい、ジャックは彼女の美しさにすっかり見とれてしまう。
二人はキャスリーンにセルキーの助けをうけて、吹雪の入り江にいきたいというが、
キャスリーンは途中にクラゲの洞窟があり、吹雪の入り江はセルキーも近づかない危険なところだと躊躇する。
しかしテディが二人はマーリンに選ばれた使者だし、キャスリーンも冒険がすきだろうと説得。
クラゲ除けのために、みんなでアザラシに変身して、吹雪の入り江をめざすことにする。
ジャックとアニーもキャスリーンの姉の毛皮をきて軽快に海を泳ぐ。
吹雪の入り江では吹雪こそおきなかったものの、老いた幽霊のマントといわれる霧が発生。
ジャックはこの海の中に剣があると確信するが、アザラシの姿ではひきあげることはできない。
そこでキャスリーンとテディがアザラシになって探し、ジャックとアニーが剣をひきあげるてはずになった。
二人は寒さに耐えてまった、ようやくアザラシが剣をみつけ二人は潜って取りに行く。
息継ぎに苦労しながらようやく剣をひきぬき、最初にいた小島に戻る。
マーリンのところに戻ろうと考えていると、波がおこり巨大ウミヘビが現れる。
ウミヘビは剣にふさわしか、「剣はなんのためにあるのか」という質問に答えろという。
ジャックは怪物退治の剣なら勝てるのではないかとウミヘビに剣を向けるが一蹴されてしまう。
そしてジャックは、相手を攻撃しようとするのは相手が怖いから、すぐれた剣から勇気をもらい、心が強くなれば、
相手を恐れることがなくなり、無用戦いをしなくなる、つまり真の目的は戦うためでなく、平和をもたらすためと答える。
ウミヘビはおとなしくなった。
しかし、夕日が西の空を染めている。
二人がどうやってマーリンのところにいけばいいか、悩んでいると、テディが魔法をつかうのだといって、
剣をもって呪文をとなえる、しかしテディはいるも呪文を途中で忘れるので、今回も途中で止まってしまった。
しかし、キャスリーンが覚えていて補ってくれたので、一本の光の橋をだすことに成功する。
二人はテディとキャスリーンに別れを告げると、後ろから消えていく橋を大急ぎで渡った。
しかし夜になってしまったと嘆いていると、マーリンが現れ、間に合っているぞといってくれる。
冬の魔法使いがアバロンの湖の精がつくった剣を盗み出した。
しかし、剣に値する人間でないと剣は切れないので、怒った魔法使いは剣を隠してしまった。
カモメが海底からでている剣の柄をみつけて騒ぎだし、何人もの騎士が剣をとりにいったが、
剣をもてるのは「それに値する人間」なのと、冬の魔法使いが吹雪で妨害するのでうまくいかなった。
そこでマーリンは二人に、冬の魔法使いの力がもっとも弱くなる夏至を選んで剣をとりにいってもらったのだという。
ウミヘビは湖の精のしもべで、剣を守るために入り江にいたのだという。
剣はエクスカリバーであることも教えてくれた。
そしてマーリンの力でウミヘビをアバロンに返す。
二人はマーリンに別れを告げると、貝殻のフロッグクリークの文字を指さして森に戻る。
帰り際、ジャックがマーリンの手の振り方が水の騎士と同じだといって、アニーはマーリンが本当にいたずら好きだと笑う。、
そして走って家にかえるのだった。
ウケ度 そこそこおもしろかった
印象度 ファンタジー。
マジックツリーハウスシリーズの17冊目
今回も1巻まるまる一つのお話。キャメロットで剣と魔法の世界を冒険する。
最初に折り畳みで、これまで刊行された本の冒険の舞台と表紙がカラーページでのっていた。
折り返しは、いつもどおり、二人の着せ替え。
マジックツリーハウスでその時代にいくと、自動的にふさわしい服装にチェンジするから。
でも今回は水着やアザラシだった。
アメリカペンシルバニアのフロッグクリークに住む、ジャックとアニーの兄妹。
兄のジャックは本や自然観察が好き、アニーは活発で想像力豊か、動物とすぐに仲良くなれる。
ある日二人は、森の中にツリーハウスをみつける。登ってみると中には本がたくさん。
魔法を信じる人が、その中の本を開いて指さし、「行きたい」と願うと、絵の中の時代に行けるのだ。
帰りたいときはペンシルバニアのガイドブックを開いてフロッグクリークを指さし、「帰りたい」といえばいい。
戻るときはツリーハウスででかけた時間にもどるので、もどったとき冒険の時間はまったくたっていない。
ツリーの持ち主は、アーサー王の姉モーガン・ルー・フェイであるとわかり、
「魔法使いであり、図書館の司書としてすぐれた本をあつめ、読みたい人が読めるようにする仕事をしている」という。
二人はモーガンの仕事を手伝うため、マスターライブラリアン試験をうけて合格、
モーガンから木のカードに「M/L」と書かれた資格の証明書のカードをもらった。
前回、魔法使いマーリンの頼みでハロウィンの夜にキャメロットの宝をカラス大王から取り戻した二人。
今回も、マーリンの依頼で、夏至の日に二人はキャメロットに向かう。
プロローグとして、アーサー王とエクスカリバー（聖剣）として、アーサー王の剣として有名な
湖の妖精が9年かけて作ったエクスカリバーの物語がのっていた。
夏至の日、午前中ポーチでジャックは新聞を読んで、今日が夏至であることを知り、アニーに話している。
するとカモメがあらわれて、二人の上を旋回した。
アニーがキャメロットからのお使いだというので、二人はマジックツリーハウスにいってみることにする。
ツリーハウスはフロッグクリークの森の一番高いカシの木のてっぺんに戻ってきていたが、
中には本は1冊もなく、部屋のすみに水色の大きな貝殻の招待状があった。
「フロッグクリークのジャックとアニーへ
夏至の今日、ふたりにたのみがあります。
まだキャメロットもなかった時代の、霧につつまれた地へきてください M」
Mはマリーンのことである。
貝殻の裏には詩のようなものがぎっしり書いてあった。
「未来の王 アーサーの栄光を守るため、夜の闇が来る前に 光の剣を救いだし わが手にとどけよ
そのための方法は 水の騎士を呼びよせよ
クモの女王の洞窟を通り抜けよ
セルキーと出会い ともに泳いで 吹雪の入り江へ行け
老いた幽霊のマントの下に もぐれ
さすれば 光の剣が姿をあらわす
問いには恐れをすて、愛と勇気をもってこたえよ
やがて 光の剣が 行くべき道を示さん」
アニーはクモが心配、ジャックはお化けが嫌いなので「老いた幽霊」が心配だったが、
前回同行してくれたテディがきてくれるかもという淡い期待をいだいて、二人は旅だった。
ついたところは断崖の中腹にたつ老木のてっぺん。はるか遠くに雪におおわれた山々がくっきりうかんでいる。
しかし、霧につつまれてはいない。マーリンとテディの姿もみえない。
時間は昼ごろだと思うが夜までに剣をみつけマーリンに届けなければならない。
アニーの提案で水の騎士を呼ぶために入り江に降りてみると、ちょうど干潮らしかった。
アニーが水の騎士をよぶと、海底から渦が上がり、
頭から胴体まで馬、腰からうしろは鱗におおわれた魚にまたがった騎士があらわれた。
怖がるジャックをよそにアニーはさっさと、スニーカーを脱いで、謎の馬？にまたがり、
ジャックもようやく勇気を出して乗り込むと、二人は岩棚が海に向かってつきだした場所に送られる。
次はクモの女王の洞窟だが、実はアニーはクモだけは怖くてすすめないという。
いつもと逆にジャックがアニーを励ましながら、石でクモの巣をはらって洞窟をすすむ。
天上の高い大広間のような場所で、上から太陽の光が線となってとどいている場所につくと、
不気味な音がして、海水が入ってきてしまった。
そこにクモの女王が現れる、恐ろしい姿に二人はてっきり攻撃されると思ったが、
実はクモの女王は天井までクモの糸で梯子をかけてくれたのだった。
ようやくそれと悟ったジャックがいやがるアニーをはげまし、二人はなんとか天井から脱出。
崖から海に飛び込んだ。
そこには二匹のアザラシがいて、二人を岩の上に手招きした。
疲れていたジャックは急がなければと思いながらも岩の上で眠ってしまう。
ジャックを起こしたのはテディとセルキーの美少女キャスリーンだった。
テディはマーリンのいいつけで、ここで二人を待っていたのだという。
セルキーは海辺に住む妖精で、海の中ではアザラシ、陸にあがって毛皮を脱ぐと、人間のすがたになる。
キャスリーンは19人の姉とすんでいるといい、ジャックは彼女の美しさにすっかり見とれてしまう。
二人はキャスリーンにセルキーの助けをうけて、吹雪の入り江にいきたいというが、
キャスリーンは途中にクラゲの洞窟があり、吹雪の入り江はセルキーも近づかない危険なところだと躊躇する。
しかしテディが二人はマーリンに選ばれた使者だし、キャスリーンも冒険がすきだろうと説得。
クラゲ除けのために、みんなでアザラシに変身して、吹雪の入り江をめざすことにする。
ジャックとアニーもキャスリーンの姉の毛皮をきて軽快に海を泳ぐ。
吹雪の入り江では吹雪こそおきなかったものの、老いた幽霊のマントといわれる霧が発生。
ジャックはこの海の中に剣があると確信するが、アザラシの姿ではひきあげることはできない。
そこでキャスリーンとテディがアザラシになって探し、ジャックとアニーが剣をひきあげるてはずになった。
二人は寒さに耐えてまった、ようやくアザラシが剣をみつけ二人は潜って取りに行く。
息継ぎに苦労しながらようやく剣をひきぬき、最初にいた小島に戻る。
マーリンのところに戻ろうと考えていると、波がおこり巨大ウミヘビが現れる。
ウミヘビは剣にふさわしか、「剣はなんのためにあるのか」という質問に答えろという。
ジャックは怪物退治の剣なら勝てるのではないかとウミヘビに剣を向けるが一蹴されてしまう。
そしてジャックは、相手を攻撃しようとするのは相手が怖いから、すぐれた剣から勇気をもらい、心が強くなれば、
相手を恐れることがなくなり、無用戦いをしなくなる、つまり真の目的は戦うためでなく、平和をもたらすためと答える。
ウミヘビはおとなしくなった。
しかし、夕日が西の空を染めている。
二人がどうやってマーリンのところにいけばいいか、悩んでいると、テディが魔法をつかうのだといって、
剣をもって呪文をとなえる、しかしテディはいるも呪文を途中で忘れるので、今回も途中で止まってしまった。
しかし、キャスリーンが覚えていて補ってくれたので、一本の光の橋をだすことに成功する。
二人はテディとキャスリーンに別れを告げると、後ろから消えていく橋を大急ぎで渡った。
しかし夜になってしまったと嘆いていると、マーリンが現れ、間に合っているぞといってくれる。
冬の魔法使いがアバロンの湖の精がつくった剣を盗み出した。
しかし、剣に値する人間でないと剣は切れないので、怒った魔法使いは剣を隠してしまった。
カモメが海底からでている剣の柄をみつけて騒ぎだし、何人もの騎士が剣をとりにいったが、
剣をもてるのは「それに値する人間」なのと、冬の魔法使いが吹雪で妨害するのでうまくいかなった。
そこでマーリンは二人に、冬の魔法使いの力がもっとも弱くなる夏至を選んで剣をとりにいってもらったのだという。
ウミヘビは湖の精のしもべで、剣を守るために入り江にいたのだという。
剣はエクスカリバーであることも教えてくれた。
そしてマーリンの力でウミヘビをアバロンに返す。
二人はマーリンに別れを告げると、貝殻のフロッグクリークの文字を指さして森に戻る。
帰り際、ジャックがマーリンの手の振り方が水の騎士と同じだといって、アニーはマーリンが本当にいたずら好きだと笑う。、
そして走って家にかえるのだった。
- 作者: メアリー・ポープ オズボーン
- 出版社/メーカー: メディアファクトリー
- 発売日: 2006/06
- メディア: 単行本
【中古】 聖剣と海の大蛇(17) マジック・ツリーハウス／メアリー・ポープオズボーン【著】，食野雅子【訳】 【中古】afb
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