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スーホの白い馬―モンゴル民話 (日本傑作絵本シリーズ) [動物]

読み聞かせ時間 10分52秒
ウケ度 長女が好きでよく読まされました。男の子はあまりもってきませんでした。
印象度 絵と文が調和した良い作品ですね。読むたびに思います。

モンゴルの草原に暮らすスーホは、おばあさんと二人の貧しい生活を送っているが、働きものである。
ある日羊をおっていったスーホは帰り道で、ひとりぼっちの白馬の子どもと出会う。
持ち主も親馬もみえなかったことから連れ帰って育てることにする。
兄弟のいないスーホは兄弟のように白馬に接し、二人は固いきずなで結ばれる。

ある日街で競馬が開かれることになり、スーホの白馬が速いことをしっている周囲の人がすすめて、スーホもでることにする。見事1等賞をとるが、殿様は優勝者を娘の婿にするといっていたのに、スーホが貧しい羊飼いであることから気をかえて、白馬を買い上げてスーホを追い払おうとする。
抵抗したスーホは殴られて白馬を取り上げられてしまう。

家に帰ったスーホは白馬を取られたくやしさや悲しみでいっぱいだった。
一方、白馬は殿様の宴会につれていかれる。殿様はすばらしい馬を皆に自慢するつもりだったが、白馬にまたがったとたんに振り落とされ、白馬は逃げ出す。
怒った殿様は「つかまらないなら、射殺してしまえ」と命令し、白馬はたくさんの矢を浴びせかけられながら逃げ出す。

ようやくスーホのところまで戻った白馬だったが、すでに死にかけていた。スーホの手の中で亡くなる。
スーホは大変悲しんでいたが、ある日夢の中に白馬が表れて、自分の骨や皮や毛で楽器をつくってずっとそばに置いてくれるようにと告げる。こうしてできたのが馬頭琴であった。

もともと歌のうまいスーホがこの馬頭琴で歌うと、それは素晴らしいものであった。
やがて馬頭琴はモンゴル中にひろがり、羊飼いたちは夕方になるとよりあって馬頭琴を使って歌をうたい、一日の疲れをとるようになったのだという。

ほんと、しみじみ悲しい話です。でも、救いもあるのよね。



スーホの白い馬―モンゴル民話 (日本傑作絵本シリーズ)

スーホの白い馬―モンゴル民話 (日本傑作絵本シリーズ)

  • 作者: 大塚 勇三
  • 出版社/メーカー: 福音館書店
  • 発売日: 1967/10/01
  • メディア: ハードカバー



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