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マリー・アントアネット 革命に散った悲劇の王妃 [人]

読み聞かせ時間 小学3年5年が自分でよんで20分
ウケ度 特に感想はいっていませんでした
印象度 すごくかわいい王妃様でした。擁護している内容です。

マリー・アントワネットは1755年、神聖ローマ帝国皇帝フランツ1世とマリア・テレジアとの間の15番目の子供として生まれました。女の子としては末っ子です。オーストラリア風にはマリア・アントニアと読むそうです。
すこし気まぐれなところもありましたが、両親や兄弟に愛されのびのびと育ちました。

このころオーストリアはイギリスとフランスの対立に巻き込まれ、フランス・ロシアと同盟をむすびイギリス・プロイセンと戦いました(7年戦争)
マリー・アントワネットの結婚は、フランスとの同盟を強固にするためのもので、年齢的に、フランスの王太子ルイ・オーギュストとつりあっていたため決められたようです。マリーが1歳下。

オーストリア宮廷ではどっさりの家庭教師でマリー・アントワネットの教育を行い、最後はマリア・テレジアみずから教えたといわれています。
15歳のとき、大勢のおつきをつれてフランスに輿入れします。
このときマリーは以後はフランス語しか使わないと宣言するなど、少女ながらも王家の誇りを示します。

ベルサイユ宮殿で結婚式をあげ、フランス王家の王太子妃となるが、大勢の目の前で食事をするなどのフランス風の作法がつらかったようである。
可憐な少女であったマリーの評判は国民に高く。パリを訪問すると熱狂的な歓迎をうけたという。

しかし、夫との性格の相性はあまりよくなく、地味で狩りや錠前づくりにあけくれるルイと、派手で社交好きなマリーとはすれ違い生活をおくっていたようである。
こうした生活のなかである仮面舞踏会でマリーはスウェーデン貴族フェルゼンと知り合う。
フェルゼンは国王一家が幽閉されたとき、脱出の手引きをした人物である。

悪気はなかったと思うが、派手好きであることは間違いなかったようで、服や宝石にお金をかけ、仮面舞踏会を渡り歩くような生活を送っていたようで、オーストリアの母や兄に心配されている。
しかし、王太子がうまれるころには、国民の人気もあり、母として少しおちついた生活を送るようになっていたらしい。

一方アメリカでは独立戦争が起こり、イギリスと対立していたフランスはアメリカを援助。
ルイ14世、15世時代の浪費や戦争による浪費の上にこの戦費が重なり、とうこう財政が破たん。
このころからマリー・アントワネットの悪口がたびたび新聞に登場。革命思想を浸透させるための新聞であったが王妃についてはねつ造記事が多かったらしい。
「パンがなければお菓子をたべればいいのに」もマリーの発言ではなかったといわれている。
国民は新聞を信じて、国の赤字はマリー・アントワネットの浪費のせいと思い込んでいたらしい。
私生活でも第二王女や王太子をなくし、さびしさを紛らわそうとまた以前のような生活にもどっていたらしい。

王は貴族や僧侶に税金をかけようと3部会を招集する。
3部会では貴族や僧侶が税金に抵抗。平民たちは自分たちだけで国民会議を作り、憲法を制定するまで解散しないと宣言する(テニスコートの誓い)
これを武力で鎮圧しようとした国王に対して市民が放棄。このときのルイ16世の発言「暴動か?」に対して「いえ、陛下革命でございます」は有名。

1789年にはバスチーユ牢獄襲撃が起こり、6000人の女性がベルサイユに押し掛けるという事件も起こる。
このとき押し掛けた民衆に対して、マリー・アントワネットが優雅におじぎをしてみせたいうエピソードがはいっていた。
王の一家はパリにあるチェイルリー宮殿に移される。

1790年にはマリーの兄のオーストリア皇帝ヨーゼフ2世が亡くなる。
1791年国王一家はフェルゼンの手引きでオーストリアに脱出を図るが失敗。
擁護派の支持も失って、1793年国王は裁判の末死刑を言い渡される。
ルイ16世は「自分が死ぬことで国がすくわれるなら」と立派な最後を遂げる。

その後マリーは王太子を奪われ、自身も裁判にかけられて死刑を宣告される。罪状はフランス国民の財産を浪費した罪だった。
死刑台にあがるとき役人の足をふんでしまったマリー・アントワネットは思わず
「おゆるしくださいませ、わざとではないのです」と謝ったという。そのご「さようなら」といって処刑された。

どこまでも育ちのよいお姫様で、夫も育ちのよいおぼっちゃんで、情勢になすすべもなく、危機意識もなく処刑されていったということみたいです。


マリー・アントアネット 革命に散った悲劇の王妃 (学習漫画 世界の伝記)

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  • 作者: 千明 初美
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 1992/03/19
  • メディア: 単行本



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