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サイバーセキュリティのひみつ [社会]

まんがでインターネットの危険を解説。
小学5年生の百合子とトオル。百合子の兄で中学2年生のテツヤがサイ婆(おばあさん姿の妖精?)とシマフクロウのアルキメデスににインターネットの危険性を教わるというあらすじ。

インターネットが普及し始めて20年。便利な反面危険も増えている。


パスワードは家のカギと同じ、人に教えないし、友達や家族でも勝手に人のパスワードを破るのはいけない。また破られるような簡単なパスワードにしておくのもいけない。

日記や家族の写真、年賀状の宛名や友人のメアドなど、PCやスマホには個人情報がいっぱい。パスワードが破られれば、すべてみられてしまう。

やたらとスマホの無料アプリをインストールするのも危険。アドレス帳のメアドを盗まれることがある。信頼できるウェブサイト以外からはアプリをダウンロードしないこと。
一度もれた情報は取り返しがつかない。

パソコンへの侵入方法と対策
・ばれやすいパスワードで侵入→推測されにくい複雑なパスワードにする
・セキュリティホールから侵入→ソフトをアップグレードして最新にする、ウィルス対策ソフトをいれる
・メールに添付されたファイルやダウンロードしたファイルから侵入→ウィルス対策ソフトをいれる
・フィッシング詐欺→都合のよい話がかかれているウェブサイトやメールはあやしい、リンクをみたり返信したりしない。本物かよく確かめて。

企業などで使われるサイバー攻撃対策方法
IDS・・・侵入検知システムで24時間監視して通報するソフト。
IPS・・不審なものを自動的にブロックするソフト。

3人がサイバセキュリティを仕事としてやっている国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)を見学。
日本にきている膨大な不審な通信から日本の情報を守る組織
独立行政法人情報処理推進機構(IPA)
政府の内閣サイバーセキュリティセンター
警察庁のサイバーフォースセンター
防衛省のサイバー防衛隊
など

「情報モラル・セキュリティコンクール」「セキュリティ・キャンプ」などのイベント紹介。

SNSのいじめやいじわるについてもさらっとふれていた。

サイバーセキュリティのひみつは無償公開されています。

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灰色やしきのネズミたち [社会]

読み聞かせ時間 子ども達は読みませんでした、大人が読んで20分
ウケ度 不明。大人はわりとおもしろかった。
印象度 ネズミ版、ヒットラー?全体主義?

大きなふるめかしいお屋敷に住んでいる陽気なネズミの一族。
かれらは、夜の間一緒に台所で食事したり、図書室で遊んだりしていた。
状様なことは占拠で選ばれた大統領が話し合いを開いてきめていた。

ある晩、リリィという真っ白なネズミが台所のドアが開いているのを発見した。
みんなはドブネズミがはいってくるのを恐れて壁の穴に隠れた。
次の晩、みんなが話し合っていると、一匹のネズミがトラネコが庭をあるいていたのを見たという。
さらに祖父がネコに食べられたという話がでて、ネズミたちの恐怖はピークに達した。
もし、台所のドアがあいていて、猫がはいってきたら?

そのとき太くて長いシッポをもったビリーが「俺が守ってやる」といいだし、
さらには「強いボスがすべてをきめてくれるのがいい」と追随するものがあらわれ、
かれらは多数をしめると大統領をクビにして、ビリーをボスとする体制をひいてしまった。

翌日からビリーは皆に命令し、行進させたり歌を歌わせたり、穴にすばやく戻る訓練をさせた。
「本当にこんなこと必要なのか?猫は本当にいるのか?」というものはビリーの取り巻きに力でねじ伏せられた。
リリィは体の色がみなと違うこと、台所のドアがあいているとウソの話をしたとしていじめられることになった。
そして、いうことをきかないものはリリィのように仲間外れにされるといわれた。

ビリーは全員の持ち場をきめるといって、自分ととりまきは台所をとり、
リリィなどは食料のない図書室においやられることになった。

そして猫への不安をあおり、その対策と称して、ドアの前にマメをまき、猫がはいってきたらわかるようにする。
夜は窓のカーテンをしめるなどの労働をみなにさせるようになった。
最初はよい提案と賛同して、みなで一つのことを成し遂げることに夢中になったネズミたちだったが、
負担が大きくなることで不満をもつようになっていった。

一方リリィは図書室の本をみているうちに本が読めるようになって、いろんなお話を読むようになった。
お屋敷の男の子がメイドさんにお話をせがむとき、ネズミたちはいっしょに聞くのが楽しみだったが、
リリィがいろんなお話をはじめると、みなは話を聴きにくるようになった。

冬になって男の子の部屋には電気機関車がやってきた。
ネズミたちは遊ぼうとしたが、動かし方がわからない。
ビリーは他のネズミたちに押させて、さんざん遊んだ。
これに不満をもったフィリップが反抗して、痛めつけられるのをみて、
リリィは文字をよんで遊び方を教えてやった。
するとビリーたちはリリィを突き飛ばして遊びはじめたのだ。
リリィはよっぽど出ていこうかと思った(ビリーに何度も追い出すと脅されたいた)が、
愛着のある家と友達を思い出しふみとどまった。

次に男の子は積み木で遊びはじめた。
ビリーたちはこの積み木を積んで、食糧貯蔵庫の天井にあるハムやソーセージをとることを思いつく。
仕事がないと皆がくだらないことを考えるからと、この試みは実行されることになった。
しかし、いくら上手にやっても、朝の7時にメイドさんがおきてくるまでに積み木を天井まで積むことはできなかった。
そこでビリーたちは居間の時計を止めて(時間を止めるつもりで)積み木を積むことを思いつく。

リリィの物語を聞きに来るネズミは増えていた。
ローマの暴君アウグスティウスが民衆を守ると約束しながら戦争にかりたてた話などがされているのを聞いた
ビリーのとりまきは、物語を禁止しないと悪い影響がでるといいだし、物語をしたり聞いたりするのは禁止される。
リリィはつるしあげにあい、再びネコの脅威が宣伝される。
しかし、みなそれほど猫の脅威を感じなくなってきた。

時計を止めて積み木を積む計家区は実行された。
しかし、時間が止まるわけはなく、起きてきたメイドさんに見つかって大騒ぎになった。
ビリーと取り巻きは、それを「こんなことはおかしい」といった、フィリップにおしつけて、窓から外に放り出した。

リリィはショックをうけて、フィリップを守れなかった自分を恥じた。
そしてもう黙らないと決めて、もう一度物語を話すと決意する。明確な反抗だった。
その日リリィが話したのは悪代官を退治したウィリアム・テルの話だった。

ビリーと取り巻き達はリリィを追放するときめるが、そのとき焼いたベーコンのいい匂いがしてきて、
みなは台所に移動する。
実はネズミをみたメイドさんがしかけたネズミ獲りだったのだが、何も知らないネズミたちは皆で分けようと相談する。
リリィは文字をよんで、それがネズミ獲りであることを理解するが、一番にビリーが食べるというので黙っている。
タイミング悪くリリィの友達カルレが「いつもボスが一番だ」と不満をのべ、めずらしくビリーが譲るといいだしたので、
ネズミ獲りであることを教えることになる。
ビリーたちは本当かどうかリリィに最初にかじらせて確かめると言い出すが、
そのとりビリーの自慢のしっぽがネズミ獲りにひっかかり切れてしまう。

威厳をうしなったボスに皆は大笑いして、取り巻きの猫の脅しにも反応しない。
ビリーは穴に逃げ込んでしまう。
皆はリリィをボスにしようとするが、リリィは皆で選んだボスがいい、そして昔通りに暮らしたいという。
多数決をとるとビリーのとりまきも賛成し、新しい大統領がえらばれて、それまで通りに暮らすようになった。

ネズミたちは「おれがボスだ、おれのいうことをきけ」といってはならないことを学んだ。
リリィは窓から外をみて、いつかフィリップが元気に戻ってきてくれるのではないかと思うのだった。



灰色やしきのネズミたち

灰色やしきのネズミたち

  • 作者: 若林 ひとみ
  • 出版社/メーカー: 国土社
  • 発売日: 1988/01
  • メディア: 単行本



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