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やまなしもぎ (日本傑作絵本シリーズ) [昔話]

読み聞かせ時間 7分55秒
ウケ度 これほど反応がないのもめずらしい。意味不明なんだろうな
印象度 水をもらわなくても正解教える謎な老婆が好き

お母さんと3人の子どもが暮らしていましたが、
母親は病気で寝込んでしまい「やまなし」が食べたいといいます。
兄弟は上の子から順番にやまなしを探しにいきますが、
上の二人は途中であった老婆の忠告をきかず、沼の主にのまれてしまいます。

末の子どもは老婆のいうとおりにして「やまなし」を手に入れますが、
最後に枝から降りるときに沼の主にみつかります。
しかし、老婆に水を汲んだお礼にもらった刀で主をやっつけ、兄たちを救い出します。
そして、同じく老婆にもらったかけた椀で、水をくんでやると、兄たちは元気になります。

こうして、老婆のいたところにやまなしをお供えすると、そろって家に帰り、
やまなしを食べた母親も元気になって、仲良く暮らしました。

ところで、この老婆は、「水を汲んでくれ」と頼むのですが、聞いてあげたのは3番目の三郎(ベタな名前だなあ)だけ。
でも上の二人にも正しい道は教えてくれるんですよ。刀はくれなかったけどね。
全体に理由なき展開で、不思議な感じが強い作品だと思います。



やまなしもぎ (日本傑作絵本シリーズ)

やまなしもぎ (日本傑作絵本シリーズ)

  • 作者: 平野 直
  • 出版社/メーカー: 福音館書店
  • 発売日: 1977/11/10
  • メディア: ハードカバー



かさじぞう(こどものとも絵本) [昔話]

読み聞かせ時間 4分5秒
ウケ度 ふーんと聞いていた。
印象度 寒い雪の日のわびしさと、夫婦の暖かい会話、そしてハッピーエンド。いいよねえ。

水墨画みたいな絵に、ところどころ色が入っていてしぶい感じが話にマッチしていますね。

大晦日。おじいさんは5つの笠をつくり、町で売って正月の餅を買おうとしますが、
笠はうれず、家に戻ります。

途中で、野原に6地蔵がふぶきにさらされてつららを垂らしているのを見て、
売り物の笠と、自分の笠をあげてしまいます。

家に戻っておばあさんにいうと、「いいことをした」と二人はおかずなしのご飯を食べて、
寝てしまいます。

すると元旦の朝、そりを引く声がし、しかも家に近づいてきます。
ふたりがでてみると、笠をつけた地蔵たちが正月の支度を引いてきて、
置いていったのでした。


かさじぞう(こどものとも絵本)

かさじぞう(こどものとも絵本)

  • 作者: 瀬田 貞二
  • 出版社/メーカー: 福音館書店
  • 発売日: 1966/11/01
  • メディア: 単行本



はなたれこぞうさま [昔話]

読み聞かせ時間 5分17秒
ウケ度 もっと受けるかとおもったが、それほどでもない。絵が怖いからかな。
印象度 絵は太田大八で、雰囲気あって好きだけど、コミカルな話だからな。人物の表情は好きだけど。

花売りの男が売れ残りの花を橋からなげこんで「乙姫様のところにいきな」といっていた。
毎日続けていると、ある日、花が一つも売れなくて途方にくれていたとき
「乙姫様の使いです」という女性が川から子供を抱いて現れる。

抱いている子どもは「はなたれ小僧様」で、毎日エビなますをあげていれば、
欲しいものをなんでも出してくれるという。

男は半信半疑で家につれて帰り試してみると、
小僧様は鼻をかむたびに、米でも酒でも金でも着物でもなんでもだしてくれる。
男はすっかりいい気になって、屋敷や家具、下男下女までだしてもらって、
すっかり旦那になった。

そうなると、だんだん小僧様にエビなますをあげるのも面倒になり、
さらにきれいなお屋敷に汚いはなたれ小僧がいるのも嫌になり、
「でていってくれ」と言ってしまう。

小僧様はうなずいて出ていくが、門をくぐるとき鼻をすすると
小僧様が出したものはすべてなくなってしまい、
荒れ果てた家に男が残っただけだった。


はなたれこぞうさま

はなたれこぞうさま

  • 作者: 川崎 大治
  • 出版社/メーカー: 童話館出版
  • 発売日: 2000/07
  • メディア: 大型本



天人女房 [昔話]

読み聞かせ時間 10分58秒
ウケ度 大きくなっていたので、いろいろ突込みが、それなりにおもしろかったみたい。
印象度 仏教画みたいな絵で、動きを感じる。天の国は中国っぽくみえた。

天の羽衣と、嫁取りクエストと、七夕が合体した話で、鹿児島弁で書いてある。

川で天人二人が水浴びしているところに、牛飼いの男が通りかかり、羽衣を1枚隠してしまう。
天にかえれなくなった天人は男の妻になり二人の子供を産む。
ある日夫が羽衣を隠していたことに気が付いた妻は、二人の子供を連れて天に帰ってしまう。

妻の書置き(なんと火吹き竹の中に入っている。わかりにくい)を見つけた夫が読むと
「自分と子供に会いたかったら天に来てくれ」と書いてある。
夫が方法がわからず落胆していると、隣の人が来て天に行く方法を教えてくれる。

庭に一番大事なものを埋めると金の竹が生えるのでそれを上るのだという。
男は牛を埋め、金竹を上って天にたどり着く。

妻と子に会えた男は妻の両親に結婚させてくれと頼むと
父は「じぶんのいうことを全部できたらやろう」という。
しかし、父のいうことはどれも男を殺そうとするものであった。
そのたびに妻が知恵をつけてやり、何とかこなす。

しかし、妻が機を織っている間に、父が男に冬瓜を割るように命令し、
男は父のいうとおりに冬瓜を割ってしまい、冬瓜から流れ出した水に流されてしまう。
妻は「月に一度はあってください」と叫び、自分のすわっていた板を投げる。
男は板につかまるが、妻からの声がよく聞こえず「年に1度か、わかった」と返事をしてしまう。

妻が織姫星、夫が彦星。
冬瓜から流れた水が天の川なんだって。

それにしても隣の人はよく天に上る方法しっていたなあ。
あと、男は7日待たないといけないのに6日で竹を上って、最後は犬を使って渡ったんだよ。
せっかちなんだか、要領がいいのかよくわかんないね。


天人女房

天人女房

  • 作者: 稲田 和子
  • 出版社/メーカー: 童話館出版
  • 発売日: 2007/07/20
  • メディア: 大型本



はなたれこぞうさま [昔話]

うちのこどもたちは昔話がきらいなんじゃないかしら?
ももたろうとか、うらしまたろうとか、かさじぞうとかうけないのよね。これも私がよんであげていたらあっちやこっちやいっていたし、なんでしょうね?

ある村に花をうっている男がいます。この男は花が売れ残ると川へながして、「おとひめさまのところへいけ」といっていました。あるひ川から美しい乙姫様のお使いかあらわれて、望みをかなえてくれるという男の子を渡します。その子は花をたらした汚い男の子だったが、男は家に連れて帰り、いわれたとおりに「えびなます」をたべさせて「お米をください」と言ってみる。すると男の子が鼻をかむとあっというまに米びつに米がわきだした。この調子でお金でも屋敷でも使用人でもなんでもだしてもらって贅沢をするようになった。そうしてくらしているうちに、男の子に毎日「えびなます」をお供えするのも面倒になり「汚い子はいやだからでてってくれ」といった。すると男の子はでていって、門の外で鼻をすすると、たちまち屋敷も着物も食べ物のなにもかもなくなってもとの小さな家になってしまった。

花と鼻をかけた笑い話みたいな話ですよね。望みをかなえるとき、鼻をかんで、とりあげるときは鼻をすするっていうのがおもしろいんだろうけど、うけなかったなあ、くすん。


はなたれこぞうさま

はなたれこぞうさま

  • 作者: 川崎 大治
  • 出版社/メーカー: 童話館出版
  • 発売日: 2000/07
  • メディア: 大型本



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