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サムはけっしてわすれません [仕事]

読み聞かせ時間 3分18秒
ウケ度 うちの子ども達は好きでした。
印象度 絵がパステルカラーなのが可愛かった。

動物園の飼育がかりサムは3時になると動物達にえさを配って歩きます。ワゴンいっぱいに積んだえさを、きりんやサルやワニに配り、ワゴンが空っぽになると、戻っていきます。でも、像はえさをもらっていません。忘れられたと思った像は泣き叫びます。「サム!わすれたのかい!ぼくのことをわすれたのかい!」するとサムは応えます「ちがうよ、きみはたくさん食べるからわごんいっぱいの干草をとりにいったんだよ!」そうして像は大好物の干草をもらうのでした。

よく考えると毎日やっているんだから、いつもはどうしているんだ?という感じですが、絵が可愛いし、お話もかわいいので、ほほえんで読んじゃいますね。


サムはけっしてわすれません

サムはけっしてわすれません

  • 作者: イブ・ライス
  • 出版社/メーカー: 童話館出版
  • 発売日: 2005/10
  • メディア: 大型本



時計つくりのジョニー [仕事]

ジョニーはとても手先が器用な男の子ですが、ジョニーのお父さんもお母さんも、なにか作っていてもちっともほめてくれません。ある日ジョニーは「大時計の作り方」という本をよんで、大時計をつくろうと決心します。でも、両親も学校の先生もばかにしてとりあってくれません。友達もばかにします。ただ、サマンサだけは、「すばらしい」と認め、協力してくれます。ジョニーはひとりで時計作りをはじめましたが、両親は時計なんかどうせつくれっこないんだから、お手伝いをしなさいといいますし、必要な部品をそろえるのも手伝ってくれません。サマンサだけは相談にのってくれて、サマンサの発案で鍛冶屋のジョーに必要な部品をつくってもらいます。部品をもってかえる途中いじめっこの妨害にあって、一度は部品をとられてしまいましたが、サマンサの協力で部品を取り戻し、とうとう大時計は完成します。ところが、お父さんは完成品を見もしないで、「チクタク音がうるさい!」と文句をいいます。ところが翌日お父さんの時計がこわれてしまい、お父さんは大慌てで駅に向かおうとします。そこにジョニーが「ぼくの時計があるよ、まだ7時だよ」と教えますが、お父さんはちっともあてにしてくれません。しかし、駅についてみるとジョニーの時計が正しかったことがわかり、ようやくお父さんはジョニーのことを認めます。そして、ジョニーの大時計は玄関に置かれ、先生も友達も「すごい」と認めてくれたのでした。お父さんはジョニーに大工道具を買ってくれて、ジョニーはジョーの鍛冶屋で時計つくりと修理をすることになり、サマンサは帳簿付けをするようになったのでした。

絵本にしては過酷な展開という気がしますが、本当に好きならがんばれるってことでしょうか?
現実は確かに厳しいですが、好きなことを追求することで道がひらけるのは真実だと思います。
子どもたちは、時計におもりをつけるシーンがすきで、くさりが長いと針のうごきは「ちく、たく」とゆっくりですが、短くすると「チクタクチクタクチクタク」と速く動くというところが大好きになったらしく、朝になってもひとりでチクタクいって笑っていました。

時計つくりのジョニー

時計つくりのジョニー

  • 作者: エドワード アーディゾーニ
  • 出版社/メーカー: こぐま社
  • 発売日: 1998/06
  • メディア: 単行本



歯医者のチュー先生 [仕事]

読み聞かせ時間 9分
ウケ度・・・かなり楽しかったようです。
印象度・・・絵はわりと普通なような。

ねずみの絵本はなぜかとっても多いのですが、これは一月に1度くらい登場します。
歯医者のチュー先生は、とってもうでがよいのですが、ねこやきけんな動物は診察しないことにしています。でも、ある日狐がやってきて、どうしてもみてくれと哀れっぽく頼むので自分の職業に誇りをもっている先生はみてあげることにします。しかし、狐はいざいたいのが治ってみるとどうやら先生を食べてしまう算段をしている様子。それはわかっているけれど、治療は最後までやりとげたいチュー先生は奥さんと相談し、治療が終わった後、「2度と歯が痛まなくなる薬がある」ともちかけて、薬を塗るふりをして接着剤を狐の歯に塗って狐の口をあかなくしてしまいます。
弱いものが知恵を使って強いものからの災厄をさけるパターンはよくあると思いますが、職業とからめているあたりがリアリティがあるのかしら?さいごのどんでんがえしで、子ども達は笑顔になります。


歯いしゃのチュー先生 (児童図書館・絵本の部屋)

歯いしゃのチュー先生 (児童図書館・絵本の部屋)

  • 作者: ウィリアム スタイグ
  • 出版社/メーカー: 評論社
  • 発売日: 1991/05
  • メディア: 大型本



ねずみのとうさんアナトール [仕事]

長男が年長のころからうちにありますが、2年間で10回以上はよんだでしょうか?
ねずみとうさんが、家族のために毎夜人間の家で食べ物を探していたのですが、ある日、人間がねずみをどうおもっているか聞いてしまいます。フランスのお話なのでせりふが「ねずみはフランスのはじだ!」なんですけどね。それで、自分達は人間の役にたたないのに、人間の食べ物をもらっていることに気付いたアナトールはショックをうけます。友達のガストンは「それが人生ってものさ」といいますが、アナトールは悩みます。妻のドーセットの「なにか人間の役にたてれば」の一言をヒントにアナトールはチーズ工場で味見の仕事をすることを思いつきます。この味見のシーンが子ども達は大好きで、一番コミカルなところです。アナトールの味見の意見をとりいれたチーズ工場は大繁盛!アナトールは人間に感謝されて働く仕事ねずみになったのでした。
けっこうテーマは重いし、言葉は「自尊心、ほこり」なんて言葉はでてくるし、こどもに難しいかもとおもいますが、意外とうけています。

ねずみのとうさん アナトール

ねずみのとうさん アナトール

  • 作者: ポール ガルドン
  • 出版社/メーカー: 童話館
  • 発売日: 1995/04
  • メディア: 単行本



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