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マジック・ツリーハウス (39) 第二次世界大戦の夜 (マジック・ツリーハウス 39) [ファンタジー]

読み聞かせ時間・・・大人が読んで20分
ウケ度・・・子どもはよんでいません。今回のテーマはどうやらないようです。
印象度・・・いつもの4話で一テーマのスタイルじゃないのかな?今回は命の危険がいつもより数段高くて、ファンタジーとは思えませんでした。

マジックツリーハウスシリーズの39冊目。最新刊に追いついた!

最初に折り畳みで、カラーポスターと、これまで刊行された本の表紙がカラーページ。
折り返しは、二人の着せ替え。長靴に胸当てのついたオーバーオール、パラシュートにヘルメット、飛行機やトラック、自転車など。

アメリカのペンシルバニア州フロッグクリークに住む、ジャックとアニーの兄妹。
 兄のジャックは本や自然観察が好き、アニーは活発で想像力豊か、動物とすぐに仲良くなれる。

ある日二人は、森の中にツリーハウスをみつける。登ってみると中には本がたくさん。
魔法を信じる人が、その中の本を開いて指さし、「行きたい」と願うと、絵の中の時代に行けるのだ。 帰りたいときはペンシルバニアのガイドブックを開いてフロッグクリークを指さし、「帰りたい」といえばいい。 戻るときはツリーハウスででかけた時間にもどるので、もどったとき冒険の時間はまったくたっていない。

ツリーの持ち主は、アーサー王の姉モーガン・ルー・フェイであるとわかり、「魔法使いであり、図書館の司書としてすぐれた本をあつめ、読みたい人が読めるようにする仕事をしている」という。
二人はモーガンの仕事を手伝うため、マスターライブラリアン試験をうけて合格、モーガンから木のカードに「M/L」と書かれた資格の証明書のカードをもらった。
モーガンが二人に魔法を使った冒険をさせたらどうかという提案をしたため、マーリンの提案で、二人に魔法を使って冒険させるテストをする4つの冒険と魔法の本が用意された。
これまでの冒険で、魔法が使える杖(ディアントスの杖)を手に入れた二人、でも魔法は、自分たちのために使ってはいけない。この杖は現在マーリンに返してある。

今回はテディからの依頼で第二次世界大戦のノルマンディー上陸作戦直前のイギリスとフランスへ行く。

テディがマジックツリーハウスを使って送ってきたのは伝書鳩。アニーとジャックの助けがいるという。二人はイギリスのグラストンベリーに旅立つ。
ついたところは第二次世界大戦のさなかのイギリスだった。
マーリンが第二次世界大戦の悲惨な状況をみて、はやく終わらせようと二人を送り込んだのだ。二人はイギリスでスパイとして活動していたが、キャスリーンは任務の途中で多くのショックをうけて魔法が使えなくなってしまい、行方不明になってしまった。ようやくテディに連絡がきたが、暗号で場所がよくわからない。テディはジャックとアニーを呼び出して、キャスリーンを探して、魔法の杖を届けてもらうことにしたのだ。

テディはそそっかしくて、おっちょこちょいなのでジャックはハラハラするが、なんとか作戦の説明をうけて出発する。テディは1週間特訓したという飛行機を操縦して二人をフランスにつれていき、パラシュートで降下させる。そして無線で連絡して迎えにくるというわけだ。レジスタンスのサインも教えてもらった。しかし、飛び降りる寸前にジャックは「杖を受け取ってないこと」に気が付く。しかし、もうアニーが飛び出してしまっていて、すぐに飛び降りないと離れ離れになってしまうことから、仕方なく降下。なんとか無事に着地するが、すぐにドイツ軍がやってきて二人を見つけ出そうとする。

二人は穴にかくれたり、森をぬけたりして逃げる、途中アニーが追っての犬と仲良くなって追跡をかわしたりする。そしてレジスタンスの夫婦に助けられる。
夫婦は双子の息子が行方不明になっていた。
ジャックたちは、二人が作っていたビラをみつける。
翌日夫婦が無線で、今晩から連合国の上陸作戦が始まることを知って、二人に急ぐようにいう。残された時間は12時間。二人は夫婦の子どもたちの自転車を借りて出発する。
テディへの無線は夫婦に頼んでおいた。

途中で会ったフランス人は、敵だったり味方だったり、二人は味方してくれるレジスタンスに助けられながら、キャスリーンの手がかりを探す。
レストランの女店主が暗号の意味を教えてくれて、二人はキャスリーンにたどり着く。女主人は夫婦の双子の子どもが無事であることも教えてくれたので、ジャックは夫婦に無線で知らせてくれるように頼んでおく。

キャスリーンはイギリスに逃げた科学者の子どもを救出に来たのだが、いっしょにいたほかのユダヤ人の子どもたちを見捨てて逃げることができず、廃墟の岩の割れ目に逃げ込んで隠れていたのだ。そして悲惨な戦争をみて魔法も使えなくなっていた。

魔法の杖を忘れてきたことを聞いたキャスリーンはがっかりするが、二人に励まされ元気を出すと、新しい脱出計画をたてる。なんとジャックがトラックを運転して荷台に子どもたちをかくして検問を突破するというものだ。ジャックは祖父の農場で何度かトラックを運転させてもらっていたのだ。ジャックは嫌がるが、アニーに説得され、キャスリーンに期待されて勇気をだす。
テディには、10人の子どもがいることを連絡し、全員で待ち合わせ場所へ移動する。

検問でキャスリーンは魔法の力が戻ったといって、呪文を唱え、トラックが見えなくしたという。実はこれはウソで、ジャックが慌てて挙動不審になると検問でチェックされるのを避けたのだった。
うまく検問を通り、テディとの待ち合わせ場所にやってくると、マーリンが用意した大きな飛行機がまっていた。
飛行機の上からアニーがこっそり夫婦のところから持ち出したビラをまくと、今度こそキャスリーンの魔法の力がもどり、呪文を唱えるとビラはどんどん増えて行った。

全員でイギリスへ渡り、二人がツリーハウスに戻るころ、ノルマンディー上陸作戦が開始される。アニーは戦争は嫌だ、はやくフロッグクリークへ帰りたいというとツリーハウスは回転をはじめ帰っていく。

二人は自分たちの幸せをかみしめながら家にかえるのだった。


マジック・ツリーハウス (39) 第二次世界大戦の夜 (マジック・ツリーハウス 39)

マジック・ツリーハウス (39) 第二次世界大戦の夜 (マジック・ツリーハウス 39)

  • 作者: メアリー・ポープ・オズボーン
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA/角川書店
  • 発売日: 2015/11/18
  • メディア: 単行本



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