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マジック・ツリーハウス 第33巻 大統領の秘密 (マジック・ツリーハウス 33) [ファンタジー]

読み聞かせ時間・・・大人が読んで20分
ウケ度・・・子どもはよんでいません。今回のテーマはうーんわからん。
印象度・・・このシリーズ、もはや、ファンタジーというより、百科事典的なものになっていますね。今回めずらしく魔法らしい魔法がでてきます。

マジックツリーハウスシリーズの32冊目

最初に折り畳みで、カラーポスターと、これまで刊行された本の表紙がカラーページでのっていた。
折り返しは、いつもどおり、二人の着せ替え。南北戦争時代のアメリカの市民の服装と、なぜかコートにシルクハットの派手な服。


アメリカのペンシルバニア州フロッグクリークに住む、ジャックとアニーの兄妹。

 兄のジャックは本や自然観察が好き、アニーは活発で想像力豊か、動物とすぐに仲良くなれる。

ある日二人は、森の中にツリーハウスをみつける。登ってみると中には本がたくさん。

魔法を信じる人が、その中の本を開いて指さし、「行きたい」と願うと、絵の中の時代に行けるのだ。

帰りたいときはペンシルバニアのガイドブックを開いてフロッグクリークを指さし、「帰りたい」といえばいい。

戻るときはツリーハウスででかけた時間にもどるので、もどったとき冒険の時間はまったくたっていない。

ツリーの持ち主は、アーサー王の姉モーガン・ルー・フェイであるとわかり、「魔法使いであり、図書館の司書としてすぐれた本をあつめ、読みたい人が読めるようにする仕事をしている」という。

二人はモーガンの仕事を手伝うため、マスターライブラリアン試験をうけて合格、モーガンから木のカードに「M/L」と書かれた資格の証明書のカードをもらった。

モーガンが二人に魔法を使った冒険をさせたらどうかという提案をしたため、マーリンの提案で、二人に魔法を使って冒険させるテストをする4つの冒険と魔法の本が用意された。

これまでの冒険で、魔法が使える杖(ディアントスの杖)を手に入れた二人、でも魔法は、自分たちのために使ってはいけない。


テディの魔法が失敗して石になってしまったペンギンの赤ちゃんペニーを救うため、ジャックとアニーは4つの品物を集めている。インドでバラの形をしたエメラルドと、グラン・サン・ベルナール峠の黄色い花を手に入れた。今回は、リンカーンのところへ鳥の羽根をもらいに旅立つ。

日の出前、二人は家を抜け出して森へ向かう。マジックツリー・ハウスが来ているか見に行くのだ。森にはツリーハウスがあったが、今回もテディとキャスリーンの姿はなく、「リンカン大統領」の本と、魔法の薬、ヒントになる詩が置いてあった。

ヒントの詩は、
「三つ目は 英雄から手渡される鳥の羽根
その羽根をかしこくつかって、彼に希望をあたえよ
希望を得て 国を救うことができるように」

二人はそれらをもって旅立つ。


ついたのは、できたばかりのホワイトハウス。当時のホワイトハウスは国民ならだれでも入れたので、中は大統領に話を聞いてほしい人たちでいっぱいだ。
二人は大統領の子供たちと仲良くなって、なんとか中に入るが、大統領と話すこともできない。そこで二人は魔法の薬を使うことにする。

薬を使うと二人は森の中に飛ばされた。二人は馬に乗った大統領が散歩する森だとばかり思って周囲を探すと、現れたのはサムと名乗る背の高い少年だった。少年はエイブラハム・リンカンにあわせてくれるというので、二人はついていくことにするが、少年はトウモロコシの粉をひいてからという。仕事の終わりくらいに少年は馬に蹴られて脳震盪を起こし、二人は少年を家まで送っていく。

少年の家にはだれもいなかった。父親はケンタッキーに行ってひと月たち、母親は死んだという。姉は学校で夕方には帰るが、それまでに家の仕事をしないといけないという。アニーとジャックはサムを休ませるために代わりに仕事をすると申し出るが、パン焼きも乳しぼりもまきわりもうまくいかず、水汲みにいくと動物の唸り声がして怖くて逃げかえる。すると少年が起きてまきわりをしていた。休んだら大丈夫だからと、水くみ以外はやってしまっていた。二人は謝るが、気持ちだけでもうれしいと少年はお礼をいう。

少年の焼いたパンをごちそうになりながら、二人は少年が7歳で父親と一緒にこの家をたて、仕事をしていることを知る。学校はいけないが姉のサラがいって、教わったことを教えてくれる。勉強は好きで、遠くまで借りに行った本を読んでいると見せてくれる。それは文の書き方という本で、接続詞の使い方のところだった。

そうしているうちに、少年の父親が新しい母親とその子供たちを連れて帰ってくる。サラも戻ってきた。ジャックとアニーは家畜小屋に隠れる。
少年は二人を追いかけてきて、お父さんがお土産に持ち帰ってくれた羽ペンとインクつぼを看病してくれたお礼にとくれて、なにかいいかけるが・・・魔法がきれて二人は飛ばされてしまう。

実は二人があっていた少年は、若き日のエイブラハム・リンカンだった。元のホワイトハウスに戻った二人のところに、大統領になったリンカンが表れて、変わっていない二人にびっくりする。
ジャックは南部の州が反乱し困っている大統領に希望を与えるためにノートに次のように書く
「この国は、いつの日かひとつにまとまり
 すべての国民に自由があたえられる、平和な国になります。
 だから希望をうしなわないで!」
それを見たリンカンは希望を取り戻す。

リンカンの息子たちがやってこないうちに、二人はツリーハウスに戻るとフロッグクリークに戻る。
戻ってから本をみるとリンカンの上の息子ウィリーは二人があった抑年委病気で亡くなり、リンカンも1865年に暗殺されたとわかった。下の息子のやんちゃなタッドは、兄も父も3年のうちになくすのだ。
つらいことがあっても希望があれば乗り越えられる。だから希望が必要なんだとジャックはいうのだ。

めずらしくしんみりした終わり方でした。



マジック・ツリーハウス 第33巻 大統領の秘密 (マジック・ツリーハウス 33)

マジック・ツリーハウス 第33巻 大統領の秘密 (マジック・ツリーハウス 33)

  • 作者: メアリー・ポープ・オズボーン
  • 出版社/メーカー: メディアファクトリー
  • 発売日: 2012/11/16
  • メディア: 単行本



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