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最強のロボット プルートゥ [ロボット]

読み聞かせ時間・・・小6男子自分で読んで12分
ウケ度・・・浦沢直樹のマンガ「プルートゥ」を読んでいたので、比較で楽しめたようです。
印象度・・・マンガの主人公は警察ロボットなんだけど、絵本では一番最初にやられてしまうので、横顔しかでてこない

アトムとウラン御茶ノ水博士が、ロボットボールの中継をみていると、突然プルートゥを名乗るロボットが現れてスター選手のハーレーを壊してしまう。そして覆面の男がスクリーンに現れ「プルートゥは世界最強のロボットだ。」といって、4人のロボットを倒すと宣言します。その中にはアトムの名前もありました。

その夜、名前が挙がっていたロボット警察官デルタが倒されてしまいます。
アトムはロボット同士仲良くしたいと思いますが、世間の人たちは、どのロボットが勝つかでおもしろがっています。
御茶ノ水博士は、ロボット同士が戦ってはいけないと嘆きます。

実はプルートゥを作ったのは、アトムを作った天馬博士でした。
アトムを進化させ、強くするためにプルートゥをつくたというのです。
アトムはお父さんともいえる博士の言葉に悩みます。


翌日、世界チャンピョンのヘラクレスも続けて倒されてしまいます。
アトムがかけつけたとき、勝負はついていました。
プルートゥは続けてアトムを倒そうとしますが、ヘラクレスと戦ったときの傷で海に落下してしまいます。
アトムはプルートゥを助けて「戦うなんて間違っている」といいます。
しかし、プルートゥは自分の使命は戦うことだといって、行ってしまいます。

天馬博士のところに帰ってもプルートゥはアトムが自分を助けたことがきになっています。
そして、アトムに会いにくるのですが、そのとき森で動物たちと歌を歌っているウランに出会います。
びっくりするウランですが、プルートゥの瞳をみて、やさしそうだと戸惑います。
そのときテレビ局がプルートゥにロボットたちを差し向けて中継し、金もうけをしようとやってきました。
巻き込まれそうになるウランをプルートゥはかばいます。
そこにアトムが現れ、ウランが襲われているとおもってビームを放ちます、ウランは誤解を解こうとしてビームにぶつかってしまいました。
ウランに駆け寄るアトムは隙だらけですが、プルートゥはアトムを攻撃できません。
「この間の借りを返す」といいのこして去っていきました。

御茶ノ水博士やたわし警部は天馬博士を止めようと博士の住処にやってきますが、逆に捕まって御茶ノ水博士が人質になってしまいます。
博士をとりもどそうと追いかけていた環境ロボットエプシロンの前にプルートゥが現れます。
エプシロンは自然の力を使ってプルートゥに勝とうとしますが、突然あらわれた魚の群れに邪魔され、とどめがさせません。
逆にプルートゥのビームにやられてしまいました。
エプシロンは、「あなたには、守りたいものはないの?」といって倒れます。

御茶ノ水博士のためにアトムはプルートゥと戦おうとしますが、ウランは悲しみます。
火山で戦う二人、アトムはあっという間に倒されてしまいますが、応援する子供たちの声にこたえて立ち上がります。
驚くプルートゥ。
「自分はなんのために戦うのか?」そう考えたプルートゥはアトムのパンチをうけてしまいます。
そのときウランが止めにきました。
プルートゥは戦う気持ちをなくしてしまいます。
天馬博士はプルートゥが戦意をなくしたのを知って、心をもたない巨大ロボットを投入。
アトムがピンチになります。
そのときプルートゥは巨大ロボットを道連れに火山に飛び込み、アトムを救いました。
「やっお、守るべきものがみつかった・・・・ありがとう」そう言いながらプルートゥは火口に落ちていきました。

アトムとウランは、プルートゥと友達になりたかったと悲しむのでした。

この後は、漫画プルートゥのネタバレです。





余談ですが、浦沢直樹のプルートゥでは、主人公はアトムではなく、警察ロボットのゲルヒト。成人男性の姿で、ロボットの奥さんと暮らしています。他のロボットも人間により近い姿で、パッと見区別つかないということになっています。
エプシロンはこの絵本では女性形にみえますが、漫画では長髪のイケメン男性です。他にこの絵本にでてこないロボットもでてきます。黒幕?が天馬博士だとわかるのは、もっとあとで謎ときも複雑ですよ。ゲルヒトが途中で壊されてしまって、最後にアトムとプルートゥが戦うのは同じなんですけどね。



最強のロボット プルートゥ

最強のロボット プルートゥ

  • 作者: 手塚 治虫
  • 出版社/メーカー: 文溪堂
  • 発売日: 2006/08/05
  • メディア: 大型本



タグ:手塚 治虫
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