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愛と友情のゴリラ (マジック・ツリーハウス (13)) [ファンタジー]

読み聞かせ時間 子どもは読みませんでした大人が読んで20 分
ウケ度 これは子どもが呼んだら、なあんだって言わないかな。魔法って期待させすぎ。
印象度 今回はジャックが散々な目にあっているような。割といつもそうか・・・

マジックツリーハウスシリーズの13冊目

今回はシェークスピアの時代とアフリカの熱帯雨林。
今回の本には、最初に折り畳みで、これまで刊行された本がカラーページでのっていた。


アメリカペンシルバニアのフロッグクリークに住む、ジャックとアニーの兄妹。

兄のジャックは9歳本や自然観察が好き、アニーは7歳空想の世界で遊ぶのが好き。

ある日二人は、森の中にツリーハウスをみつける。登ってみると中には本がたくさん。

魔法を信じる人が、その中の本を開いて指さし、「行きたい」と願うと、絵の中の時代に行けるのだ。

帰りたいときはペンシルバニアのガイドブックを開いてフロッグクリークを指さし、「帰りたい」といえばいい。

戻るときはツリーハウスででかけた時間にもどるので、もどったとき冒険の時間はまったくたっていない。

ツリーの持ち主は、アーサー王の姉モーガン・ルー・フェイであるとわかり、

「魔法使いであり、図書館の司書としてすぐれた本をあつめ、読みたい人が読めるようにする仕事をしている」という。

二人はモーガンの仕事を手伝うため、マスターライブラリアン試験をうけて合格、

モーガンから木のカードに「M/L」と書かれた資格の証明書のカードをもらった。

前回までに二人は、モーガンの弟アーサー王が治めるキャメロット王国をすくうための冒険を成功させていた。



ある夏の夕暮れ玄関のポーチに二人が座っていると流れ星が森に落ちていくのが見えた。

アニーは「マジック・ツリーハウスが戻ってきた」といいだし、

二人はもうすぐ夕ご飯だというお母さんに「10分で戻る」といってフロッグクリークの森へでかける。

ツリーハウスで冒険している間は時間がたたないのだ。

ツリーハウスにはモーガンが待っていて、二人をだきしめた。

そして魔法を学んでみないかという。

そして1枚の紙切れを渡す、そこには

「光の中に 進み出て 杖も呪文も 使わずに 昼を夜に変えよ しからば ”特別な魔法”を手に入れん」とあった。

そして、「成功を祈ります」といって光とともに消えてしまう。

後には「黄金時代のイギリス」という本が残っていた。

ふたりはそこに旅立つ。

ついたところは1600年ごろのイギリス、本によると10万人以上の人が住む大きな町で、

女王エリザベス一世のすぐれた政治のもと商工業が発展して文化が栄え、イギリスの黄金時代とよばれたいたとわかった。

まちは非常ににぎやかで、テムズ川の上にロンドン橋がかかり、その上にも建物がぎっしりたっている。

ジャックが「どうやって昼を夜にかえるのか」と悩んでいる間にアニーはさっさと町におりてしまう。

例によってジャックが追いかけると、川からはものすごい悪臭がする。

子ども達が何かがはじまってしまうと走っていくのについて、ロンドン橋を渡りゴミだらけの道をすすんでいくと、

檻に入ったクマがうなだれて運ばれていくのにあった。

本を調べると「クマ広場」という人気スポットがあったというので、いってみようとすると、

クマ広場はクマと犬を戦わせるショーをしているのだという。

アニーは怒って、そんなものは見ないといい、檻に入っているクマを助けたいといいだす。

ジャックが困っていると、さっきの子ども達を見つけたので「ついていこう」とアニーをクマから引き離す。

男の子たちがはいっていったのは劇場で、今日は「夏の世の夢」をグローブ座が上演するという。

ジャックは劇が好きなアニーの興味をひこうと、本の説明をよみあげる。

それをきいていた、額の広い口髭をはやした背の高い男の人=シェークスピア(夏の世の夢の作者)が

読むのがうまいから、今夜の芝居の代役をやってくれないかという。

妖精の子ども役の子どもが二人やめてしまったのだという。

最初はいやがっていたジャックがだが、アニーが興味をもったので、クマのことを忘れてもらおうと引き受ける。

ただし、当時の舞台は女性はでれないので、アニーはアンディと名乗り、男の子のふりをすることになった。

ジャックは妖精パックのお供、アニーは妖精の女王に歌を歌って寝かせる役をする。

3000人の観客を前に最初は吐き気がしていたジャックだが、

シェークスピアが「きみは妖精で、夏の夜の森にいる、そらには銀色の月がでている・・」と暗示をかけ

「自分で思い込むことで観客も信じさせることができる」と教えると、ようやく舞台にたつことができた。

当時の舞台は照明が無いので真昼に行われていたが、ジャックはさっきの言葉を思い出し、

夏の夜の森にいるつもりでセリフの詩をよみあげた。

次第に観客もひきこまれ、演技はおおうけ、ジャックは芝居がおもしろいことが分かった。

アニーも演技もおおうけで、二人が最後のあいさつにでると、

シェークスピアが桟敷にいる人に「世界で一番高貴な方」とあいさつを始める。

なんとエリザベス女王だった。歯がまっくろだった。

女王は「みごとな魔法で劇場を森に、昼を夜に変えた・・・」とあいさつ。

それをきいてジャックはお芝居が特別な魔法だと気が付く。

そのあとアニーはジャックを劇場の裏につれていくと、なんと先ほどのクマが、劇の衣装のライオンの面をつけられている。

アニーが変装させて連れ出してきたのだ。

クマの持ち主があらわれて、返せというにアニーが抵抗しているところにシェークスピアが現れて

クマがでてくる芝居を書こうと思っていたと言ってクマの代金を払ってくれる。(実際書いているらしい)

そしてもっと自分の芝居にでないかと誘うが、二人は家に帰らないといけないからと断る。

シェークスピアは残念がるが、自分のボートで二人を送ってくれる。

女王の歯が真っ黒なわけをきくとシェークスピアは、甘いものの食べ過ぎだといい、

女王は20年鏡をみていないので、気にせず、若く力強い女王を演じ続けているのだ、この世はすべて劇場だという。

そして舞台で二人が読み上げた詩の巻物を記念にくれる。

フロッグクリークに帰ってから巻物を広げると、お礼とフルネームのウィリアム・シェークスピアのサインがあって、

それまでウィルと呼んでいた人がシェークスピアだったことに、二人ははじめてきがつくのだった。


雨のふる早朝。アニーがツリーハウスに行って早く特別な魔法を学ぼうといってくる。

しぶるジャックをせっついて、傘と懐中電灯をもって二人は森へでかける。

ツリーハウスには紙切れが挟まった本があり、紙には

「特別な言葉を使い 異なる もう一つの世界と 手と心で 会話せよ しからば”特別な魔法!を手に入れん」とある。

本は「アフリカの熱帯雨林」だった。

ジャックはアマゾンで蛇やワニにあったのを思い出し気がすすまなかったが、旅立つことにする。

ついたところは霧につつまれていて、何もみえない。

本によると高い山地にある熱帯雨林は雲の中にはいってしまうことが多く、ほとんどいつも霧につつまれている。雲霧林である。

本によると雲霧林にはたくさんの野生動物がいて、ゾウやアフリカ水牛、クロヒョウ(ここでジャックがびびる)、レイヨウ、

モリイノシシ、マウンテンゴリラなどがいるという。

アニーはゴリラに会いたいといい、ジャックは動物学者のようにゴリラの習性や行動を観察して記録したいという。

二人は森におりてすすむと、ひじかけいすのような植物をみつける。

ジャックが懐中電灯と傘をおいてスケッチしている間にアニーは小さな赤ちゃんゴリラをみつける。

アニーはさっそくブブとなずけて、鳴きまねをしたりして追いかけて行ってしまう。

二人が遊んでいる声を悲鳴と勘違いしたジャックは傘と懐中電灯をおいたまま移動してしまう。

そのあとアニーがブブの真似をして木からおちたので、ジャックは傘と懐中電灯を取りにいこうとして、

迷ってしまい、元の場所にも帰れず、アニーの居場所もわからなくなってしまう。

びしょぬれで木の根元に座ったまま眠り込んでいる間に夜があけて、ブブがやってくる。

ブブはジャックを群れのところにつれていく、10頭くらいの群れでリーダーのオスは背中からおしりにかけて銀色の毛をもつので

シルバーバックと呼ばれる。本でゴリは「はずかしがりやで、おとなしい」とあったのでジャックは一安心する。

そこにアニーもいたのだが、群れの中に入ろうとしたジャックをシルバーバックは威嚇。

おもわず棒をつかんでしまったジャックは完全に敵とみなされて、威嚇行動(木の枝をゆすったり、両手をふりあげ、

激しく胸をたたき、大きな声でさけぶ)を行った。

ジャックはしかたなく後退した、シルバーバックはおいかけてこなかった。

本によると、野生のゴリラに受け入れてもらうには、ゴリラと同じように行動するのがよく、頭を低くし、常に笑顔で接するとある。

ジャックは勇気をだして、笑顔をつくり手をついてあるくゴリラの歩き方を真似てアニーに近づく。

起き上がったアニーが満面の笑みで「おはよう!」とあいさつすると、ジャックを警戒していたゴリラたちの緊張が緩む。

しかしジャックが本をよんだりノートをとったりしていると、自分たちと違う行動をしていると警戒し、

シルバーバックに威嚇される。ジャックはしかたなくノートをあきらめることにする。

やがて群れは整列して歩きながら食べ物をみつけて食べ始めた。

ジャックの口にも運んでくれる、最初怖がっていたジャックだが、中にはおいしいものをあるとわかる。

ただ、小枝などはたべられないので、リュックにしまっておいた。

ジャックは次第にうちとけて楽しい気分になっていった。

群れは草地に移動して休み、ノミをとったり(ジャックもやられそうになる)、子ども達は遊び始める。

本によるとゴリラは知能が高く、手話で会話ができるというので、アニーはただ一つ覚えていた手話

アイラブユーの手話をやってみせると、赤ちゃんゴリラたちが真似をし始める。

赤ちゃんゴリラたちと遊んでいると、いちばん小さいベベがクロヒョウに襲われそうになる。

ジャックはとっさにシルバーバックの威嚇行動の真似をして追い払う。

群れに戻るとシルバーバックがジャックの頭を「よくやった」とでもいうように軽くたたいてくれた。褒めてくれたのである。

でも「特別な言葉」を見つけた二人は帰らなければならない。

二人はゴリラたちに「さよなら」をいって、手を振りながら草地を離れようとする。

そのときシルバーバックが片手を上げると、アイラブユーのサインをつくって見送ってくれた。

二人も感動しながらサインをだして別れる。

ツリーハウスに戻りながら、リュックや傘、懐中電灯を回収し、

名残惜しいと思いながらフロッグクリークに帰る。

そしてリュックに入っていた小枝を動物の魔法をみつけた証拠としてイギリスの巻物の隣に置く。

そして雨の森を歩きながら、ゴリラの声を真似て遊びながら家に帰った。



愛と友情のゴリラ (マジック・ツリーハウス (13))

愛と友情のゴリラ (マジック・ツリーハウス (13))

  • 作者: メアリー・ポープ・オズボーン
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA/メディアファクトリー
  • 発売日: 2005/02/18
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



愛と友情のゴリラ マジック・ツリーハウス 13 / メアリー・ポープ・オズボーン 【単行本】




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