SSブログ


1000万人の絵本ためしよみサイト|絵本ナビ

かあさんのいす (あかねせかいの本 (8)) [家族]

読み聞かせ時間 8分
ウケ度 誰も読んでくれと持ってこなかったのでわからない
印象度 小学生が書いた水彩画みたいな絵が印象的。内容はちょっと悲しくてヒューマン

主人公の女の子が語るという設定で、
女の子の家が火事でやけて、命以外のすべてを失ったこと、
アパートに越して、みんなの手助けで新しい生活を始めたこと、
どうやらシングルマザー状態の母親は近所のレストランでウェートレスをして、
女の子と祖母と猫を支えていること、
女の子もときどき母親のレストランで手伝いをして、ジョゼフィン(多分経営者?)にバイト代をもらうこと
などが述べられる。

一家はすわりごごちのよい椅子を買おうとお金をためていて、
女の子はお金をもらったら半分。お母さんはかえって来たら小銭を、おばあちゃんは買い物が安くすんだときにおつりを、大きな瓶にためている。おじさんも寄付してくれた。
瓶がいっぱいになったら椅子を買いに行くのだ。

瓶はおおきくてとてもいっぱいになると思えなかったが、とうとうある日いっぱいになって
みんなで銀行へいって全部10ドル札に両替してもらって、椅子を買いに行く。
4軒の店をまわって理想の椅子をてにいれると、配達を待ちきれず叔父さんにたのんでトラックで運んでもらう。運んでもらう間も女の子は椅子にこしかけて、椅子が運び込まれる間も椅子にこしかけていた。

椅子は昼間はおばあちゃんが近所の人と話すとき使い、
お母さんは家にもどると椅子に腰かけてくつろぎ
夕飯のあとは母子でいっしょにくつろいで、女の子は眠ってしまう。
すると母はそっと電気を消すのだ。

いろいろつらい目にあっているだろうに、頑張っているし、
近所の人たちも親切に支えてくれている。
どうやらシングルマザーで、おばあちゃんが家事をしているようだ。
映画にでてきそうな、ウェートレスな母親がリアルな感じだが、
絵自体は子どもが書いたような印象を受ける水彩画だ。


かあさんのいす (あかねせかいの本 (8))

かあさんのいす (あかねせかいの本 (8))

  • 作者: ベラ B.ウィリアムズ
  • 出版社/メーカー: あかね書房
  • 発売日: 1984/07
  • メディア: 単行本



nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:育児

nice! 1

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

[PR]絵本・児童書 ベストセラー

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。