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ラチとらいおん [動物]

読み聞かせ時間 6分28秒
ウケ度 まあまあ
印象度 なさそうでありそうで、いい感じですね。すきです。

ラチは弱虫な男の子で、犬や暗闇や友達が怖くてたまりません。飛行士になるのが夢ですが、こんなに弱虫では無理だと思っています。友達からも馬鹿にされています。

ラチは一人で絵本ばかりみていたのですが、その中にライオンの絵がありました。ラチはこの絵が大好きで、じぶんにもこんなライオンがいたらいいのにと思います。

すると翌朝ちいさなライオンが表れます。最初は小さいからとバカにしたラチでしたが、ライオンは椅子を片手で持ち上げたり、ラチを押し倒したりします。そしてラチを強くしてくれるといいます。二人は毎朝体操をしてラチはライオンに相撲で勝てるようになります。

ライオンがポケットにいると思えばラチは犬の前を歩いたり、暗い部屋に入ったりできるようになりました。
すっかり自信がついたラチは友達のところへでかけます。
友達は「のっぽ」という子にボールを取られて泣いていました。みんなのっぽが怖くてボールをとりかえせなかったのです。ラチは「自分が取り返す」といいます。

ライオンがいてくれる安心感で自信満々のラチがのっぽに近づくと、その態度にのっぽはラチの方が強いと思い込んで逃げ出します。ラチは追いかけてボールを取り戻します。
ライオンにお礼をいおうとおもってポケットを探すと、でてきたのは林檎でした。

家に帰るとライオンの書置きがあって、「弱虫のこどもを助けにいく、自分のことを忘れないでくれ」とありました。ラチは忘れない思います。
弱虫でなくなったラチはきっと飛行士になれるでしょう。

ちょっと自信をもてば案外うまくいくって、人生にたくさんあるよね。


ラチとらいおん (世界傑作絵本シリーズ―ハンガリーの絵本)

ラチとらいおん (世界傑作絵本シリーズ―ハンガリーの絵本)

  • 作者: マレーク・ベロニカ
  • 出版社/メーカー: 福音館書店
  • 発売日: 1965/07/14
  • メディア: 単行本



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