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ヘレン・ケラー―奇跡の人 (学習漫画 世界の伝記 2) [人]

読み聞かせ時間 小5の長男が自分読んで25分(漫画ぶぶんだけ)
ウケ度 一気に最後まで読んでいた。でも2回はよんでいなかった。
印象度 ヘレン・ケラーってお金持ちの家に生まれたんだね。

ヘレン・ケラーは1880年アメリカのアラバマ州(フロリダの上くらい)タスカンビアの大地主の家に生まれた。
生家は裕福で1歳7か月まではむしろ優秀な子として育った。
しかし、2週間くらい熱が続いた後、視力・聴力を失った。そのため話すこともできなくなった。
両親は不憫に思い、むしろ大切にしたが、しつけができないため、いたずらや暴力がひどくなり、5歳年下の生まれたばかりの妹にも乱暴するようになったため、困り果てていた。
両親はなんとか眼だけでも治してあげられないかと、探し回り、電話の発明者として有名なグラハム・ベル博士にたどり着く。グラハム。ベルは体が不自由な人の教育について研究していたのだ。彼の紹介でボストンのパーキンス学院のアナグノス先生にたどりつく。こそは目や耳の不自由な人の教育をしているところだった。
そこから、サリバン先生が紹介され、ヘレンの家にやってくることになった。
サリバン先生は貧しい家に生まれ、両親と弟を亡くし、自身も目が見えなくなってしまいました。しかし親切な人の世話でパーキンス学院に入ることができたうえ、目の手術が成功したため見えることもできるようになったのでした。ヘレンの家にきたとき20歳でした。
もともと利発だったヘレンはサリバン先生が教える指文字をすぐに覚えましたが、まだそれがものの名前であることがわからない。
また、食事も手づかみで、行儀もまったくなっていないままだったので、先生は2週間二人きりで離れに暮らすことにする。最初は反抗したヘレンも、愛情をもって接してくれるサリバン先生にやがてなつくようになり、食事もきちんとテーブルでとれるようになった。先生はヘレンの手を自分の顔に持って行って、うなずくことでYesを伝えた。
その後、指文字の言葉はどんどん覚えるが、それがものの名前であることを教えることができない問題が残っていた。
ある日、サリバン先生は「湯呑MUG」と「水WATER」を教えようとするが、ヘレンには違いが判らず、どちらの指文字にも水を飲むしぐさをしてしまう。先生は何とか伝えようとするが、ヘレンは癇癪を起して暴れてしまう。気分転換に外にでると、女中がポンプで水汲みをしていた。先生は思いついて、ポンプから水をヘレンの手にかけて「水」、そして湯呑をもたせて「湯呑」を教える。このときヘレンは者には名前があると初めてわかり、それからはぐんぐん言葉を吸収し、指文字で簡単な文章を作れるようになった。6歳のころだった。
その後点字も覚えるが、点字アルファベットは1日で覚えてしまったという。

その後、ボストンのパーキンス学園を訪問したとき、自分のほかに目や耳の不自由な子供がいることを初めて知る。
家に戻ると、目や耳が不自由でも相手の唇に手をあてて発音を覚え、しゃべれるようになる方法があると聞き、挑戦する。ボストンのホレスマン盲学校のサラ・フラー校長先生に11回のレッスンをしてもらい。なんとか言葉がでるようになる。その後はサリバン先生と正しくはっきり話せるようになるため3か月猛練習をした。さすがのヘレンも苦しくて涙することもあり、先生はヘレンに教えるために指をのどまで突っ込ませるなどした。その甲斐あってヘレンはしゃべれるようになった。

ある日ヘレンは同じように目や耳が不自由な子供がいて、パーキンス学院にも入れないときいて、人助けのためにお金を集めるようになる。三重苦を乗り越えた少女の話は有名になっていて、両親は乱暴だったヘレンが人の役に立つようになったことをよろこんだ。
ナイアガラの滝やシカゴの万国博覧会で世界の文化や技術に触れたヘレンはハーバード大学を目指すようになり、猛勉強の末入学を果たす。

卒業後は「静かにものを書いて暮らしたい」と考えていたが、ベル博士に「世界中の体の不自由な人たちに勇気を与えなさい」との勧めもあり、そのための活動をすることになる。
56歳のとき、ずっといっしょだったサリバン先生が亡くなるが、ヘレンは新しい秘書とともに活動を続け、3度日本にも来た。87歳で亡くなるまで活動を続けた。



ヘレン・ケラー―奇跡の人 (学習漫画 世界の伝記 2)

ヘレン・ケラー―奇跡の人 (学習漫画 世界の伝記 2)

  • 作者: 三上 修平
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 1984/06
  • メディア: 単行本



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