ふたりはともだち

教科書にのってから、たくさんの人が読むようになったんじゃないでしょうか？教科書にのっていたのは「おてがみ」だったかな？きのうは珍しく年長さんの次男が「よんで」ともってきました。「長いからこのなかの一つだけね」というと「なくしたボタン」を選んだので、それをよみました。

がまくんとかえるくんが散歩からかえってくると、がまくんの上着のボタンがひとつとれていました。かえるくんが「大丈夫、いま来た道をもどればみつかるよ」と提案し、ふたりは戻りますが、なぜか見つかるのはがまくんのじゃないボタンばかり、かえるくんはボタンがみつかるたびに「きみのボタンだ！」と喜びますが、がまくんは「これはぼくのじゃない！」と次第に機嫌がわるくなり、とうとう家に走って帰ってしまいます。ところが、家に戻るとそこにはまぎれもない自分のボタンがあるではありませんか！すっかり反省したがま君は見つかった自分のものではないボタンも全て上着にに縫い付けて、その上着をかえるくんにプレゼントしたのでした。

「ぼくのボタンじゃない！」とがまくんが叫ぶたびに息子は笑っておりました。気の毒ながまくん。でも、最後にハッピーエンドだったので、息子も「よかったねー」といっておりました。

ふたりはともだち

• 作者: アーノルド・ローベル
• 出版社/メーカー: 文化出版局
• 発売日: 1972/01
• メディア: －